山梨県南部町に位置する「山水徳間の里」は、福士川渓谷の上流にあるキャンプ場を主体とした複合リゾート施設である。2024年8月より、滝の絶景を楽しめるデザイントレーラーハウスを設置し、運用を開始している。
本プロジェクトは、南部町の観光施設の充実と交流人口の増加を目指し、地域に貢献する取り組みの一環として始まった。南部町、山梨中央銀行、富士グリーンホテル髙橋、エリアノが一体となってプロジェクトは進められている。南部町の魅力を最大限に引き出すためには、滞在型の魅力的な観光施設が不可欠であるとの考えから、南部町、山梨中央銀行、エリアノの3者で協議を重ね、「山水徳間の里」が選定された。福士川渓谷に位置するこの場所は、清流と滝の水音に癒されるヒーリングエクスペリエンスを提供するキャンプ場であり、四季折々の自然の美しさを楽しめる特別なスポットで、日々の忙しさに疲れた心と体を癒すための理想的な環境が整っている。
本プロジェクトでは、南部町が地盤やインフラ整備を担当し、エリアノが宿泊型トレーラーハウスの納車と運営支援、企画を担い、山梨中央銀行がワーケーション施設として顧客案内を行う。さらに、富士グリーンホテルが宿泊オペレーションを担当する形で、各関係者が役割を分担しプロジェクトが進行している。今後は「山水徳間の里」を皮切りに、南部町内の他の素晴らしい場所にも同様の滞在型施設を拡充していく予定である。
「山水徳間の里キャンプ場」は、自然豊かな里山に囲まれた静かな環境にあり、広々としたキャンプサイトと充実した設備が整えられている。初心者でも安心して利用できるこのキャンプ場は、農業体験や自然観察、地元食材を使ったワークショップなど、地域の魅力を生かしたプログラムが豊富である。ファミリーやグループでのアウトドア体験に最適で、都心からのアクセスも良好である。
山梨県南部町は、1,000メートル級の山々に囲まれた自然豊かな地域である。同町は冬も温暖な気候で、農産物として南部茶やタケノコが特産品として知られている。観光地としては温泉、ゴルフ、キャンプなどが人気を集めており、近年は中部横断自動車道の開通によりアクセスが向上し、観光や移住を通じた地域活性化にも力を入れている。
エリアノは、「エリアの新しい価値を創造し、世界と地域と人をつなぐ」をミッションに掲げて活動している企業である。同社は、実績のある一級建築士を擁し、デザインと機能性に優れたトレーラーハウスの提供を得意としている。2024年からは「ONES HOME」事業を開始し、絶景ポイントに滞在できる権利を提供するなど、地域と観光の新しい価値を創出する活動を展開している。