株式会社かんざしは、2024年10月16日に北海道中富良野町と観光分野における連携協定を締結した。かんざしは「Make Sustainable Nippon」をビジョンに掲げ、旅館・ホテルテック事業やHRテック事業、観光テック事業を手掛けている企業である。
今回の協定により、かんざしは中富良野町の観光促進に向けたさまざまな取り組みを進めることとなった。中富良野町は北海道の中央に位置し、富良野盆地の自然や景観に恵まれた町で、農業を中心に発展してきた。ラベンダー観光の発祥地としても知られ、年間約118万人の観光客が訪れている。
かんざしはこれまでにも地方自治体と連携し、観光分野からの地方創生に取り組んできた実績を持つ。国内旅行販売サイト「ニーズツアー」を運営し、toGおよびtoC双方に向けたプロモーションや施策を行ってきた。今回の協定において、かんざしは地域コンテンツや通年型観光の魅力を発信し、中富良野町の観光促進に寄与する役割を担う。また、食と景観、アクティビティを満喫できる「アドベンチャートラベル」の推進や、観光庁事業などへの補助金申請のサポート、さらにはまちづくりに資する提案を行う予定である。
「ニーズツアー」は、国内航空券や全国の宿泊施設、着地型商品の組み合わせによるパッケージツアーを販売するオンラインサイトである。かんざしは、観光資源の「磨き上げ」からプロモーションによる来訪促進までを一貫して支援し、地域の観光産業をデジタル技術でサポートしている。今後もかんざしは、観光関連業者や地場産業関係者と連携しながら、持続可能な地域観光の発展に取り組んでいく予定である。