「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する、世界最大級の宿泊予約サイトBooking.comは、日本の旅行者が子連れで家族旅行を計画する際に注目する海外旅行先ランキングを発表した。このランキングは、Booking.comのサイト上で検索された宿泊施設およびフライトのデータを基に作成されたものである。
宿泊施設の検索データによると、前年から検索数が大幅に増加した都市の中で、この夏、子連れの家族旅行で日本の旅行者に最も人気の海外旅行先はバリ島のデンパサールであることが分かった。さらに、サヌールも8位にランクインしており、バリ島は夏休みの旅行先として高い人気があることが明らかになった。また、2位と3位には中央ヨーロッパの都市がランクインしており、近隣諸国だけでなく、遠方への海外旅行意欲も高まっていることが伺える。
フライトの検索データを分析すると、前年と比較して日本国内を飛行機で家族旅行を計画する日本の旅行者は減少する一方、家族で海外旅行を計画する日本の旅行者は増加していることが明らかになった。海外旅行先としては韓国や中国、台湾、香港など近場アジアの人気が高まる一方、トップ10にはランクインしなかったものの、モンゴルやトルコ、ニュージーランドといった国々も新たな家族旅行先として注目されている。
Booking.comの西日本地区エリアマネージャーである高木浩子氏は、「この夏、日本の旅行者が家族で行きたい海外旅行先として、インドネシアのバリ島から2都市がトップ10にランクインした。豊かな大自然と神秘的な文化が魅力のバリ島は、以前から日本の旅行者に人気の海外旅行先だったが、円安が進行する中で比較的お手頃な価格帯で高級リゾートに宿泊できることから、この夏も人気の旅行先になることが見込まれる」と述べている。また、チェコやオーストリアなどの中欧諸国の都市も上位にランクインしたことについては、「これらの都市はクリスマスシーズンが有名であるが、夏には美しい街並みを楽しむだけでなく、世界最大の音楽祭の一つ「ザルツブルク音楽祭」をはじめ、さまざまな音楽祭やフェスティバルが開催されるシーズンでもある。近場の旅行先以外に、ヨーロッパを含む遠方への海外旅行意欲も高まってきているといえる」とコメントしている。
さらに、トップ10にはランクインしなかったものの、注目されている国々もある。例えばモンゴルは昨年放送された日本の人気テレビドラマのロケ地にもなったが、モンゴル政府が2023〜2025年を「モンゴル訪問の年」として設定し、観光に力を入れている。雄大な自然を満喫したり、遊牧民の生活を体験することができるため、子供連れの家族旅行先としても注目されている。Booking.comでは、この夏、海外旅行を計画する人々が増えている中で、日本の旅行者により良い海外旅行体験を提供できるよう、引き続き尽力していく。