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2025年の最適な旅行時期と予約戦略!エクスペディアの最新データ分析

エクスペディアは、Airlines Reporting Corporation (ARC) および Official Airline Guide (OAG) の協力のもと、何十億ものデータと航空券データに基づく「2025年の旅行節約術」を発表した。フライト予約にかかる時間や手間を減らし、ストレスのないスムーズな旅行を後押しするため、最適な旅行時期やフライト予約時期、欠航を避けやすい時間帯などの情報を提供している。

エクスペディアの資料を基に作成)

2025年の旅行節約術として、エコノミークラスで最もお得に旅行できるのは5月であり、最も割高な1月と比べて最大9%の節約が可能である。ビジネスクラス以上では6月が最適で、最も割高な9月と比較すると最大12%安くなる。また、フライトの混雑を避けるなら1月に旅行するのが最適であり、最も混雑するのは8月となる。曜日ごとの違いでは、火曜日のフライトが最も混雑しておらず、混雑を避けるためには出発や到着を火曜日にするのが有効だと考えられる。

(出典:エクスペディア

航空券の最適な予約時期として、日曜日に予約すると最もお得であり、最も割高な金曜日に比べて最大26%の節約が可能である。国際線エコノミークラスに限定すると土曜日の予約が最も割安で、最も割高な金曜日と比較して最大19%安くなる。一方で国際線のビジネスクラス以上では日曜日の予約が最適であり、最大38%の節約ができる。また、国際線の場合、出発日の18日から24日前に予約すると、最も割高な35日から41日前の予約と比べて最大9%の節約につながる。

出発日によっても価格に差があり、木曜日の出発が最もお得で、最も割高な日曜日の出発と比較して最大21%の節約が可能である。国際線エコノミークラスでは木曜日出発で18%、ビジネスクラス以上では26%の節約ができる。また、欠航リスクを下げるには午前9時から午後3時の便を選ぶとよい。この時間帯のフライトは欠航率が最大30%低いことが分かっている。月別の欠航率では、2月が最も高く、8月が最も低い。

エクスペディアの資料を基に作成)

航空券の価格については、2023年と比較すると、エコノミークラスの航空券価格は平均13%、ビジネスクラス以上では8%下落しており、国際線でも同様の傾向が見られる。2024年の日本人に最も人気のあった海外旅行先はソウル、バンコク、台北、ロサンゼルス、ホノルルの順であった。また、需要が増え、2025年のトレンドになると予想される海外旅行先は、韓国のチョンジュ(135%増)、中国の成都(120%増)、タヒチ(75%増)、スイスのバーゼル(70%増)、スペインのセビリア(65%増)である。

旅行の利便性向上に関しては、新しい空港の開港が進んでいる。2023年10月にはカンボジアのシェムリアップ・アンコール国際空港、12月にはメキシコのインテルナシオナル・デ・トゥルム・フェリペ・カリヨ・プエルト空港とインドのラージコート国際空港が開港した。2024年には、2月にブラジルのサン・ジョゼー・ドス・カンポス国際空港、8月にトルコのチュクロヴァ国際空港が開港予定である。

エクスペディアでは、航空券の価格変動を把握し、最適なタイミングで予約できる「プライストラッカー」機能を提供している。これはプッシュ通知により、旅行者が適切なタイミングで予約できるよう支援するものである。また、航空券とホテルをセットで予約すると割引が適用されるため、コストを抑える手段として有効である。

「2025年の旅行節約術」は、ARCとOAGの協力のもと、膨大なデータを基に毎年発表されている。エクスペディアは10年以上にわたり、航空旅行に関する洞察を提供し、データに基づいた旅行の最適化を提案している。ARCは、120億件以上の旅客便データを保有し、米国を拠点とする代理店による年間950億ドル以上の航空販売を処理している。OAGは、旅行業界に高品質なデータを提供するプラットフォームであり、世界中の旅行業界のニーズに対応している。

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