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2025年GW消費動向レポート:注目は国内需要と若年層の動き

フランスに本社を構えるコマースメディア企業Criteoは、2025年のゴールデンウィーク(以下、GW)を前に、日本国内の消費者を対象とした調査を実施し、その結果を「2025年度ゴールデンウィーク消費動向レポート」として発表した。なお、本調査は2025年3月27日から28日にかけて1,303人を対象に、また参考データとして2024年3月28日から30日にも1,227人を対象に実施された。

調査の結果によれば、今年のGWに旅行を予定している人は回答者全体の約26%であり、34%の人々は3月最終週の時点で旅行計画が未定であった。旅行を計画している層のうち、94%がレジャー目的、82%が家族や友人の訪問を目的としており、多くが国内旅行を選択する意向を示している。コロナ禍を経て海外旅行のハードルが下がったものの、国内旅行の根強い人気が依然として明らかとなった。

旅行の計画・予約時期に関しては、19%がGW数週間前に実施し、37%が1か月前、さらに34%が2~3か月前に旅行を計画・予約していた。旅行先の決め手としては、予算が74%、旅行日数が66%と主要な要因となっており、それに加えて混雑度や気候を考慮するとの回答も53%と過半数に上っている。また、今後円高が進行した場合に海外旅行を検討するかという問いに対しては、24%が「海外旅行を検討する」とした一方で、69%が「計画を変更しない」と回答しており、為替変動が旅行選択に与える影響は限定的であることが示された。

(出典:Criteo株式会社

購買行動のトレンドとしては、X世代からZ世代にかけて「推し活」「お祝い」「プレゼントを贈る」といった行動が拡大しており、特にZ世代の58%が「推し活をする可能性が高い」と答えている。

(出典:Criteo株式会社

また、食品、スナック、ソフトドリンク、アルコール飲料、家庭用品といった日常消費財は、GW前およびGW期間中に購入される可能性が高いカテゴリーであることも明らかとなった。加えて、アパレル商品の購入意向については、GW前の週に購入する可能性が高いと回答した人の割合が約4分の1(23%)となり、これは前年に比べて8ポイント増加している。さらに、GW前後(GW前とGW中を合わせた)にアパレルを購入する可能性があると答えた人の割合は35%に達し、こちらも昨年比で6ポイントの増加となった。

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