株式会社共立メンテナンスは、2025年7月8日(火)から10日(木)までの3日間、ビジネスホテル「御宿 野乃富山」にて、片山学園中学校・高等学校の生徒を対象とした職業体験プログラム「DOMINISTA CHALLENGE(ドミニスタ・チャレンジ)」を実施する。「DOMINISTA CHALLENGE」は2019年より全国のドーミーインホテルで実施されている。
参加する中高生は、フロントでの接客や客室清掃、ベッドメイキング、大浴場の開館準備など、ホテル業務のさまざまな作業を体験する。これにより、ホテル業務の裏側や働くスタッフの想いに触れることができる。また、自身が生まれ育った地域に訪れる人々との接点を通じて、地域の魅力や他者との関わりの大切さを学ぶ機会ともなる。本プログラムは、“職業観”や“地域への愛着”を育むことを目的としており、多様な文化的背景を持つ人々と交流するホテルの現場は、「多文化共生」の理解を深める機会にもなっている。
今回のプログラムでは、1日目と3日目は10時から15時、2日目は9時30分から15時まで実施される。座学では、業界全体の説明やホテルで働く楽しさ、各部門の役割、ホテルの防災に関する講義が行われる。実践では、フロント受付での接客体験、客室の点検や大浴場の準備、朝食の試食体験など、多岐にわたる業務を経験する。
片山学園中学校・高等学校の担当者によると、参加生徒は人と関わる仕事に興味を持ち、自ら宿泊した経験を通じてホテル業務に関心を抱いたという。それぞれが将来像を思い描きながら、働くとは何かを考える3日間になることが期待されている。
御宿 野乃富山の支配人は、生徒たちにホテルで働くことの喜びや達成感、そしてスタッフやお客様とのコミュニケーションの大切さを体感してもらいたいとしている。今回の職業体験が、社会との接点を持ち、自らの将来を見つめ直す契機となるようサポートを行う意向を示している。
共立メンテナンスは、本プログラムを通して、働くことの意義や地域との関係性を実感できる学びの場を提供している。社会や経済の変化が激しい現代において、自らの将来を考える力を育むキャリア教育の重要性は高まっている。今後も同社は、子どもたちが地域への愛着を持ち、主体的に行動できる人材となるよう支援を続けていく。