株式会社かんざしは、株式会社ソラシドエアと地方創生分野における連携並びに旅行関連商品の企画・販売を目的とした業務提携を2025年9月2日に開始した。かんざしは「旅館・ホテルテック事業」「HRテック事業」「観光テック事業」を手掛け、「Make Sustainable Nippon」というビジョンを掲げている。今回の業務提携により、九州・沖縄地方における観光を軸とした持続可能な地域振興を目指し、旅行需要の創出と地域経済の活性化を支援する取り組みを進めていくとしている。
ソラシドエアは「九州・沖縄の翼」として羽田空港と九州・沖縄を結ぶ路線を展開し、1日14路線80便を運航している航空会社である。ボーイング737-800型機を14機保有し、ゆとりある座席間隔を提供するなど快適性に配慮している。ブランドプロミスに「空から笑顔の種をまく。」を掲げ、安全で安心な空の旅を提供するとともに、地域振興プロジェクトにも取り組んでいる。今回の連携では、ソラシドエアの航空ネットワークとかんざしの観光プロモーションノウハウを掛け合わせることで、観光を通じた新たな地域活性化を実現する狙いがある。
業務提携の内容としては、旅行関連商品の企画や造成に関する協力、商品の販売やプロモーションにおける連携、地方自治体や観光関連団体との協力、その他地方創生分野における取り組みが含まれている。両社はこれまでに培った知見とネットワークを活かし、航空券と宿泊を組み合わせ、地域の特色を最大限に生かしたパッケージツアーを提供する予定である。国内外旅行者の誘致を通じて地域との交流人口の拡大を目指し、持続可能な地方創生に資する協業を進めていく方針である。
かんざしは今後もより良いサービスの提供に努めるとともに、観光関連業者や地場産業関係者と連携し、新たな地域連携に取り組んでいくとしている。