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THE THOUSAND KYOTOの都市養蜂プロジェクトが5周年:京都駅前からSDGsと生物多様性保全に貢献

京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社が運営するTHE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド京都)では、ホテル屋上での「都市養蜂プロジェクト」が今年で5年目を迎え、2025年5月15日に今年初のはちみつ採取を行った。2021年5月から始動したこの取り組みでは、春と秋に年2回の採蜜を継続して実施している。

(出典:京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社

ホテル屋上で大切に育てられたミツバチによって生成されるはちみつは「百花蜜」と呼ばれ、京都駅周辺の多種多様な花や植物を蜜源としている。セイヨウミツバチは半径2〜3kmの範囲で蜜を集める特性があり、公園や寺社、家庭菜園などの植物から蜜を運んできたと考えられている。採取されたはちみつは、ホテル内のレストランで提供されるほか、瓶詰め商品として販売されている。プロジェクトを担当するセールス&マーケティング部の和田麻璃奈氏は、「1匹のミツバチが一生で作るはちみつはティースプーン1杯程度にすぎず、貴重な恩恵である」と述べている。梅雨入りによりミツバチの活動が鈍る前の今の時期は、収穫に最適なタイミングとなっている。

(出典:京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社

この取り組みは、THE THOUSAND KYOTOが掲げる「Think 1000 year comfort.」のスローガンに基づき、快適さとサステナビリティを両立させる感動体験の提供を目指す活動の一環である。ミツバチの飼育を通じて生物多様性の保全に貢献し、地産地消を促進することで、循環型社会の構築を支援している。また、京阪グループ全体で推進している「BIOSTYLE PROJECT」としても位置づけられ、SDGsの目標13「気候変動への対策」および目標15「陸の豊かさの保全」に寄与する活動である。ミツバチの受粉活動によって植物の繁栄を促し、CO2吸収や生態系維持に貢献している。

(出典:京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社

都市養蜂プロジェクトはTHE THOUSAND KYOTOの屋上に設置された巣箱4箱(約40,000匹のセイヨウミツバチ)により運営されており、京阪ホテルズ&リゾーツのプロジェクトチームが中心となって推進している。また、同社では「TAGAYASE PROJECT」として地域資源の保全・活用に向けた多様な活動を展開しており、都市養蜂もその一環とされている。京阪グループは今後も、環境と調和したライフスタイルの提案を通じて、SDGsの実現と地域社会への貢献を継続していく方針である。

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