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【取材】山中湖の森に1日1組限定宿「HOTEL SEION FUJI」開業 富士山望む静穏リトリート

都心から車で約90分。山梨・山中湖の森に、1日1組限定のプライベートホテル「HOTEL SEION FUJI」が2026年2月2日に開業した。

富士山を望む高さ10mのルーフバルコニーや、坪庭付きで天井高5mのバルコニーに露天風呂とサウナを備え、最大8人まで滞在できる1棟貸切型。障子をモチーフにした黒と木目の和モダン空間で、音・光・香りまで整えた“静穏”を掲げる。多人数旅行の需要が戻る中、宿泊の「気兼ね」を減らす設計が新たな選択肢になりそうだ。

本記事では、「HOTEL SEION FUJI」の特徴やこだわりなどについて、運営を行う株式会社SEIONに取材した。

▷公式サイト:https://fuji.hotel-seion.com/

―――「静穏」をテーマに掲げられていますが、ご滞在中に“静穏”を最も体感していただきたい瞬間はどこでしょうか。

▲日本庭園を望むラウンジチェア

チェックイン後に、ソファやラウンジチェアに座って日本庭園を眺めていただく時間が、いちばん“静穏”を感じていただける瞬間だと思います。

また、1Fテラスのラウンジチェアもおすすめです。水の流れる音や、鳥や虫など自然の音に包まれながら過ごす時間も、癒しのひとつになっています。

―――コンセプトが“CONTRAST”とのことですが、建築・内装でコンセプトをどう設計思想に落とし込んだのか、象徴的なポイントを教えてください。

▲外観(日本庭園側)

「また戻ってきたくなるホテル」を考えたときに、全く異なるデザインの部屋があるという発想に至りました。特に、KUROとSHIROでは受ける印象が大きく異なるように設計しています。

その思想から“CONTRAST”というコンセプトが生まれ、木目と黒の組み合わせはもちろん、建物のファサードも表と裏で素材を変えるなど、対比が感じられる構成にしました。

さらに、ダウンライト、ハンガー、ドアの取っ手、家具に至るまで、細部にもこの考え方を色濃く反映しています。

▲外観(駐車場側)

―――1日1組・最大8名という設計は、どのような利用シーンを主に想定しているのでしょうか。

大きく3つのシーンを想定しています。

まずは、親子3世代での家族旅行です。両親(義母・義父)に気を遣いすぎず、家族での時間をのびのび楽しんでいただきたいと考えています。
背景には、オーナー自身に子どもが生まれ、両親を連れて親孝行の旅行を計画した際に、皆で心地よく過ごせる場所がなかなか見つからなかったという経験があります。これが当ホテル設計の根底にあります。
空間としては、1Fは皆が集えるパブリックな空間、2Fはサウナ・浴槽・寝室を備えたプライベートなリラクゼーションスペースという役割分担です。

▲リビング
▲ダイニング

2つ目は、友人同士での滞在です。家族同士の友人グループや、女子旅・男旅など、仲の良い人たちと特別な時間を過ごしていただくために設計しています。

3つ目は、普段忙しくしている経営者の方の経営合宿やワーケーション利用です。自然に囲まれた、いつもと異なる空間に身を置くことで、新しいアイディアの発想につながったり、仲間同士の絆を深めたりする場になればと思っています。
天井に埋め込まれたスクリーンとプロジェクターで、プレゼンテーションなども可能です。

▲BEDROOM(KURO)
▲BEDROOM(SHIRO)
▲BATHROOM(KURO)
▲BATHROOM(SHIRO)

―――サウナ・浴室・寝室を“憩いの場所から独立させて屋内に設置する”など、プライベート性を重視した設計が特徴ですが、この配置・ゾーニングにした理由と、実現したかった過ごし方を教えてください。

リラクゼーションスペースは肌の露出も伴うため、共に来ている仲間同士であっても気を遣わないよう、プライベート性を重視しました。
特に、男女で分かれてサウナや浴室に入ることも多いので、憩いの場(LDK)と完全に分けることで、周りの目を気にせず、静穏な時間を楽しんでいただけるようにしています。

▲サウナ
▲HARVIAストーブ|CILINDRO
▲“ととのい”チェア

また、家族や友人と旅行した際に、一番気になるのがお風呂やトイレだと思っています。8名で来たときに、お風呂がひとつだと全員が入るまでに何時間もかかることがありますし、子どもがいるとなおさらです。

そこで、各部屋と大浴場スペースを設けることで、それぞれが“静穏な時間”を最大限楽しめるように設計しました。さらに、トイレも2Fの各部屋と1Fに設け、最大限プライバシーに配慮した配置にしています。

▲造作内風呂
▲露天風呂

―――最後に、「HOTEL SEION FUJI」で、最初にお客様に届け切りたい“静穏の体験”は何か、またそのために今いちばん大切にしている運営の軸があれば教えてください。

天候に関わらず、ホテルから出たくなくなる体験をご用意しています。ホテル内でお過ごしいただく時間、そのすべてが“静穏な時間”になってほしいという考えです。
自然に溶け込み、時間がゆったりと流れる特別なひとときを、ぜひご堪能ください。

運営としては、無人の一棟貸宿泊施設ではありますが、ホテルのホスピタリティを取り入れています。そのため、「一棟貸プライベートホテル」を標榜しています。

具体的には、ご希望のお客様に対面によるチェックインを導入し、集合写真の撮影やお荷物の搬入、ホテル内設備のご説明などを行っています。
※対面チェックインは、チェックインのお時間によってはご利用いただけない場合がございます。

また、オリジナルのコーヒーやオリジナルのウェルカムスイーツ(お饅頭)、サウナドリンク、お水もご用意しています。

ラグジュアリーホテルの心地よさとプライベート性を両立した、新しい宿泊体験をぜひお楽しみください。

■施設概要

名称:HOTEL SEION FUJI(ホテル セイオン フジ)
所在地:〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野683-53
客室数:1棟貸切(最大8名、4人用寝室×2)
駐車場:4台(無料)
公式サイト:https://fuji.hotel-seion.com/

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