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「雲仙温泉 雲仙東洋館」 10月17日リブランド開業

湯快リゾート株式会社は、九州エリア3館目の出店となる「雲仙温泉 雲仙東洋館」を2018年10月17日(水)にリブランド開業する。老舗旅館を含めた宿泊施設の閉館が相次ぐ長崎県雲仙市の宿泊施設展開状況と合わせてお伝えする。

出典:湯快リゾート

雲仙温泉 雲仙東洋館
湯快リゾート株式会社は、1泊2食付7,500円からの種類豊富な夕朝食バイキングを提供する温泉リゾートホテルを展開。四季折々の会席膳を提供する温泉旅館を加賀、和倉、南紀白浜、下呂、皆生、湯村、嬉野など有名温泉地に現在29館を展開している。
開業する「雲仙東洋館」は元々「雲仙温泉 ホテル東洋館」(115室)として開業していたものを同社が取得したもので、改装により149室に増室したリブランド開業となる。
同施設も宿泊料金は1泊2食付で7,500円(税別)からのお手頃の価格設定で、夕朝食は和洋中多彩なバイキング、ソフトドリンクも飲み放題という基本メニューのみならず、 これらの豊富なメニューをライブ感あふれるオープンキッチンにて提供。さらに、アルコールメニューには地酒やビール・焼酎も用意する。
風呂はパノラマビューの大自然に囲まれた、絶景が望める展望風呂。疲れを癒し、肌になじみ美容にも良いとされる、雲仙の天然温泉を楽しめる。
部屋については、大自然が望める部屋をはじめ、和室・洋室・和洋室・禁煙室などの部屋タイプを用意する。
そのほか、卓球コーナー・マンガコーナー・インターネットコーナー・マッサージチェア・カラオケルーム等、無料施設を充実させ、大型遊具を導入したキッズパークも設置し、子供から高齢者まで幅広い人々が楽しめる施設とした。
周辺観光では湯けむりに包まれた雲仙地獄や、海抜1,300mの上空を空中散歩できる「仁田峠ロープウェイ」など、観光スポットが多く点在。世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を巡る観光拠点としても最適で、見どころ多いエリア。
ホテルへのアクセスは、博多駅とホテルを結ぶ直行バスを運行、1人片道料金 1,000円(税別)。その他、熊本港と島原港を結ぶフェリーのチケットなども用意する。
住所は、長崎県雲仙市小浜町雲仙128。

長崎県雲仙市、宿泊施設展開状況
同施設が開業する長崎県雲仙市にはメトロエンジンリサーチによると、宿泊施設が50、部屋数1,580が提供されている。新規開業予定の宿泊施設は同施設のほかに確認できなかった。
雲仙市の特徴は、温泉地であることもあり旅館が多数を占めていることであり、25軒と半数を占めている。ビジネスホテルはわずか3軒となっており、他の温泉地と比較しても極端に少なくなっているのが特徴的である。
同施設は、同市内最大の「雲仙みかどホテル」(現在雲仙館を改装中で本館のみ営業)についで2番目の規模の宿泊施設。
同施設の周辺では、老舗旅館「雲仙温泉 富貴屋」(70室)が本年5月に103年の歴史に幕を閉じている。雲仙市内では6軒と営業を停止する旅館や民宿などの宿泊施設が多く確認されている。施設の老朽化や耐震化など営業実績面以外の要因も重なっているが、 同施設のリブランドによる再起の動向は温泉地雲仙の観光の今後にとっても重要な意味を持ちそうだ。

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