大阪・西成エリアに、“大人のたまり場”をテーマにした新たな民泊施設『EDOWA(エドワ)』が誕生した。運営はStay Buddy株式会社。最大10名まで宿泊可能なこの施設は、冷蔵庫完備のシアタールームを備え、ゆったりと過ごせるラグジュアリーな空間を演出している。
JR新今宮駅から徒歩5分、地下鉄動物園前駅からはわずか1分という立地の良さも魅力で、梅田・難波・通天閣といった大阪市内の主要スポットに加え、関西国際空港やUSJ、大阪万博会場へも30分圏内。観光拠点としての利便性と、大人が心地よく集える滞在体験の両立を目指した、これまでにない“都市型たまり場”が、注目を集めそうだ。
本記事では、『EDOWA』の特長やこだわりなどについて、Stay Buddy株式会社に取材を行った。
▷ 施設詳細・予約:Airbnb、Booking.com
―――「大人のたまり場」というコンセプトに至った背景や、ターゲット層の具体的なイメージを教えてください。
大阪での民泊運営を通じ、20代から40代の友人グループが、ホテルでは得られない特別な体験を求めていることを実感しました。単なる宿泊施設ではなく、心ゆくまで語らい、最高の思い出を作れる場所。そこで私たちは「大人のたまり場」というコンセプトを掲げました。
これは、友人同士が日常を忘れ、気兼ねなくくつろげるプライベート空間を提供したいという想いです。学生時代の仲間、職場の同僚、趣味の友人たちとの集まり、誕生日会など、様々なシーンでの利用を想定しています。彼らが「仲間との時間」に価値を見出し、心に残る体験ができるよう設計しました。
――― 西成エリアというロケーションを選んだ理由と、地域との関係構築についての考えを教えてください。
これまでの運営経験を踏まえ、西成を選んだ理由は、大きく3つあります。
まずひとつは、交通の利便性です。関西国際空港や梅田、難波、通天閣といった大阪の主要観光地へのアクセスが非常に良好です。
次に、地域の多様性と発展性に着目しました。古くからの文化や歴史が息づく一方で、近年ではアートや新しいカルチャーの動きも活発です。そうした可能性に魅力を感じました。
そして最後に、“ディープな大阪”を体験できるという点です。観光地では味わえないリアルな空気感が、この地にはあります。
地域との関係構築では、共存共栄を重視しています。騒音対策やゴミ出しルールの徹底で住民へ配慮し、地域商店との連携で経済活性化に貢献。将来的には、地域イベントへの参加や住民雇用も視野に入れ、地域に根差した運営を目指します。
――― 10名規模での宿泊を想定した施設設計において、快適性を確保するためにどのようなポイントを意識されましたか?
10名規模の宿泊における快適性確保のため、以下の点にこだわりました。
まず、共有スペースにゆとりを持たせています。広々としたリビング、ダイニング、キッチンが、多様な居場所を創出しており、大人数でも窮屈さを感じさせません。
また、複数の寝室と水回り(洗面台、シャワールーム、トイレ)を備えることで、プライバシー確保と朝の混雑緩和を図りました。
さらに、機能的なキッチンには大型冷蔵庫や調理器具を揃え、自炊やパーティに対応。寝具やアメニティも高品質なものを選定し、快適さとホテルライクな滞在を両立しています。
――― バーカウンターやシアタールームなど“体験重視の設計”において、開業準備段階で特にこだわったことや意識された導線設計があれば教えてください。
「体験重視」は、これまでのゲストの声やトレンド分析に基づいています。
バーカウンターは、隠れ家のような雰囲気と本格的なバー体験を追求しています。リビングとの自然なつながりを保ちつつ、特別な空間として独立させました。
シアタールームには、ハイスペックなプロジェクターと音響設備を導入。防音性を高め、グループで盛り上がれるようゆったりとした座席配置にこだわりました。
全体の導線設計では、回遊性を意識し、各部屋へのアクセスがスムーズになるよう設計しています。グループ全員で賑やかに過ごせる場所と、少人数で静かに過ごせる場所のバランスを考慮しました。
――― 最後に『EDOWA』 のような施設を通じて、今後の民泊運営で大切にしていきたいことを教えていただけますか。
『EDOWA』のような「体験価値」を重視した施設を通じ、今後の民泊運営で大切にしていきたいことは、以下の3点です。これらは、大阪で10を超える民泊運営で培った私たちの理念でもあります。
「単なる宿泊」から「特別な体験」への昇華: ゲストに忘れられない時間を提供し、民泊を「泊まる場所」から「記憶に残る特別な体験ができる場所」へと進化させます。
細部へのこだわりとホスピタリティの追求: 清掃品質、備品管理、アメニティの充実など、細部に徹底的にこだわり、ゲストが安心して快適に過ごせる環境を整えます。
持続可能な運営と地域社会への貢献: 地域住民との良好な関係を築き、地域経済に貢献することで、民泊が地域にとってポジティブな存在となるよう努めます。
私たちは、「民泊の力で、旅行の感動を最高潮に。」というコンセプトを掲げる民泊企画運営会社Stay Buddyです。『EDOWA』は、単なる不動産投資ではなく、観光客の方々を感動させる企画運営を目指す私たちの、新たな挑戦です。
■『EDOWA』概要
所在地:大阪府大阪市太子1丁目13-18
料金:1組30,000円~80,000円(時期や人数によって変動)
最小宿泊日数:2泊
最大宿泊日数:30泊
予約経路:Airbnb、Booking.com
運営会社:Stay Buddy株式会社公式ホームページ