MURE BeppuやCafe SHUなど宿泊施設・飲食店舗の開発および運営を手掛ける「F・K・Sカンパニー株式会社」が、大分県宇佐市の中心地に温浴施設＆カフェを併設した宿泊施設「HOTEL MEGURI」をオープンした。
HOTEL MEGURIは、「お宿めぐり、お湯めぐり、ご飯めぐり、宇佐めぐり」をコンセプトとし、宿泊施設だけでなく、温浴施設「MEGURIYU」と軽食・和スイーツを提供する「CAFE MEGURI」を併設。大分県ならではの良質な温泉やご当地グルメを通じて、地域とのつながりを感じられる唯一無二の快適なひとときを提供している。
本記事では、HOTEL MEGURI開業の経緯や魅力などについて、F・K・Sカンパニー株式会社に取材を行った。
▷ 公式サイト：https://hotel-meguri.com/
―――HOTEL MEGURIの開業地として「宇佐市」を選ばれた背景には、どのような想いがあったのでしょうか？
もともと弊社は宇佐市に本社を構えており、以前から地元の地域活性化に貢献する観光事業を手がけたいという思いがありました。
MURE Beppuの開業後、宇佐市の中心地・四日市で温泉の湧く土地とご縁がありまして、この地域資源を活かし、地元への恩返しも込めて、HOTEL MEGURIの開業地に選びました。
―――「宿泊＋温浴＋カフェ」という複合スタイルの導入にあたり、運営面で特に工夫された点や苦労された点があれば教えてください。
大きく分けて3つのポイントがあります。
まず1つ目は、スタッフ教育です。すべての業務を横断的にこなせるよう教育することで、ポジションを兼任できる体制を整えました。
2つ目は、業態ごとの動線設計と流れの最適化です。これにより、複数の業務を効率的にこなせるようになりました。
3つ目は、カフェと宿泊利用が重なる時間帯の混雑対策です。宿泊のお客様にはテイクアウトスタイルでお食事を提供することで、お部屋でゆっくり召し上がっていただけるようにしています。
―――別府市で展開されている「MURE Beppu」と比べて、「HOTEL MEGURI」にはどのような共通点や違いがありますか？
共通点としては、どちらの施設もカフェと源泉かけ流しの温泉に強いこだわりを持っている点です。
一方で、メインターゲットが異なります。MURE Beppuは観光やレジャーのお客様を想定しており、泊食分離のスタイルを採用しています。対してHOTEL MEGURIは、ビジネス利用や長期滞在、おこもり旅など幅広いニーズに応えるホテルであるため、お食事の提供も行っています。
―――地域内外の他の宿泊施設と比べて、HOTEL MEGURIならではの強みや特徴はどこにあるとお考えですか？
当館の強み・特徴は「客室、温泉、食事」の3本柱です。
まず客室についてですが、一般的なビジネスホテルには珍しい離れタイプやキッチン付きの部屋を用意しており、ビジネスから観光、長期滞在まで幅広く対応できる設計です。
さらに、全客室に液晶テレビ（動画配信サイト対応）、電子レンジ、冷蔵庫、電気ケトル、空気清浄機、Wi-Fiを完備しており、エリア内でも最も設備が充実した施設を目指しています。
温泉に関しては、源泉100％かけ流しの温泉・ロウリュサウナ・水風呂（地下天然水）サウナ上がりに頭まで浸かれるように深い水風呂が完備されております。露天風呂や外気浴をおこなうスペースもあり、日頃のストレスや疲れを一気に吹き飛ばすデトックス効果もあり、ご宿泊の方は無料で何度でもご利用いただけるのが特徴です。
そして食事では、通常のビジネスホテルで見られる会場食ではなく、朝夕食ともにテイクアウトスタイルでご提供いたしますので、お部屋でゆっくりとお召し上がりいただけます。夕食は、大分名物のからあげやとり天などのメニューを日替わりでご提供するため、連泊でお泊りの方にもご好評いただいております。
―――最後に、今後の展開や、こんなホテルにしていきたいという思いがあれば教えてください。
地域の皆さまにとっては、気軽に立ち寄れるカフェや温泉として親しまれる存在を目指すと同時に、遠方からお越しになる宿泊のお客様には、地元ならではの名物料理や、大分県が誇る高品質な温泉をご体験いただくことで、この地の魅力を感じてもらいたいと考えています。
そして、「また宇佐市に行きたい」と思っていただけるきっかけを提供するホテルを目指します。
■施設概要
【名称】 HOTEL MEGURI
【所在地】〒879-0471 大分県宇佐市大字四日市144-1
【交通】JR柳ヶ浦駅から車で約10分、JR宇佐駅から車で約17分
【駐車場】無料／敷地内の平面駐車場で24時間車の出し入れ可能
【お問い合わせ先】0978-32-1212
【公式サイト】https://hotel-meguri.com/