2023年、HOMEMAKERSは小豆島の農村、肥土山に新しいホテルを建設する計画が開始された。これは5人の仲間で構成される「肥土山ランドスケープ合同会社」という法人が自分たちの日常生活の一部を共有し、ゲストにも島の生活を体験してもらいたいという思いから始まった計画である。
今までは地元の友人や知人が訪れた際に、適切な宿泊施設が不足していたため、自分たちの家で受け入れるしかなかった。しかしそれには限界があり、その問題を解決するために我々はホテルの建設を決意した。また、島民自身も日常の一部として利用できるような場所を目指している。
具体的な場所としては、2005年に閉校した大鐸小学校を使用する予定である。建物は一部が公民館や介護施設として利用されていたが、2018年以降は半分が空き家状態となっていた。
ホテルの名前は”NOTEL”と名付けることにした。これは農村にあるホテルを表す言葉で、周辺地区の地元民が「苗手(のうて)」と呼ぶことから発想した。
NOTELでは、美しい田園風景の中で過ごすこと、鳥の鳴き声や風を感じること、土に触れること、地元で育った食材を使用した料理を提供することなど、農村ならではの体験を提供し、地元の人々と交流する機会も提供する予定だ。オープンは2024年春を予定している。
▼施設概要
施設名:農村ホテル〈NOTEL〉
所在地:香川県小豆郡土庄町肥土山
開業予定:2024年春