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旧奈良監獄でフェス、リノベ後日本初「監獄ホテル」へ

明治改元から150年に当たる今年、法務省は11月23日(金・祝日)から25日(日)までの3日間、 「明治150年」記念事業として、重要文化財に指定されている旧奈良監獄を公開し、「奈良赤レンガFESTIVAL」を開催。同施設は日本初の「監獄ホテル」として2021年春から運営が開始される予定。

出典:重要文化財旧奈良監獄

日本初の「監獄ホテル」へ改修予定

奈良の観光名所、東大寺などからほど近い丘の上に佇む「旧奈良監獄」。

監獄の国際標準化を目指し造られた「五大監獄」のうち、唯一原形を保っている。数多くの受刑者と、彼らの更生を見守ってきたロマネスクを基調とするれんが建築は、竣工から100年あまりの時が過ぎた現在もなお、その威厳と美しさが衰えることはない。

この重要文化財である「旧奈良監獄」は、民間に保存・活用が委託され、2019年10月から史料の保存にとどまらない広報価値の最大化を図る史料館運営を開始し、2021年春から日本初の「監獄ホテル」の運営を開始する予定。
今回11月23日から25日の3日間で行われる「奈良赤レンガFESTIVAL」は、本格的な改修工事前の最後の完全公開であり、非常に貴重な機会となるイベント。

旧奈良監獄特別公開イベント「明治の名建築見学会」の他にも、建築内に投射されるプロジェクションマッピングや、奈良の特産フードが楽しめる「ならマルシェ」、「クラフトビールフェスティバル」、「刑務所作業製品展示即売会」も3日間開催される。

入場料(税込):一般1,000円/小中高生500円

所在地:奈良県奈良市般若寺町18、近鉄「高の原駅」から「旧奈良監獄」まで、無料シャトルバスを運航

チケット購入等詳細は公式サイトより。

連動企画として、「監獄ナイトフェスタ」も近畿日本ツーリストにより開催される。

出典:重要文化財旧奈良監獄

奈良県奈良市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、奈良県奈良市には宿泊施設が147、部屋数にして4,613が提供されている。

新規開業予定は4施設あり、335室の増加を見込む。注目の森トラストの「JWマリオットホテル奈良」は155室で、2020年春に開業を予定している。

「監獄ホテル」の客室数等の詳細についてはまだ明らかとされていないが、刑務所リノベのホテルという非常にユニークな取り組みで開業前から大きな注目を集めている。

出典:重要文化財旧奈良監獄

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