2021年2月で営業を終了した津センターパレスのホテル「都シティ津(みやこシティつ)」の跡地に、東京都に本社を置くリオ・ホテルズグループが進出することが26日、発表された。
三重県津市の中心部に位置する「都シティ津」は、1985年に「津都ホテル」として開業。2019年4月のブランド再編で、名称を「都シティ津」に変更した。津市の第三セクターである津センターが所有し、近鉄・都ホテルズが運営を受託していた。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宿泊・宴会需要が減少。2020年9月から休業し、再開することなく今年2月末に営業を終了した。
新ホテルを手掛けるリオ・ホテルズグループは、東日本を中心に全国で18施設を運営している。三重県内では「フィオーレ志摩」と「ホテル ザ・グランコート津西」に続く3つ目のホテルとなる。
ホテルの名称は「ホテル津センターパレス」とし、来年2月から3月を目指す。東京銀座の「MUJI HOTEL」を設計した建築家の梶原文生氏がデザインを担当するという。95室の客室と大小宴会場、レストランのほか、新たに大浴場も整備する予定。
ホテルのオープンに合わせて約50人の地元雇用も計画しており、コロナ禍で落ち込んだ経済の回復に期待が高まっている。