株式会社コスモスホテルマネジメントは、アパートメントホテル MIMARUの運営を手掛けている。サステナビリティの取り組みとして「人と働き方の多様性」「ゲスト・地域とのつながり」「環境配慮」の3つのテーマを設定し、公開している。今回は、「ゲスト・地域とのつながり」に焦点を当て、ユニバーサルデザインの総合コンサルティングを行う株式会社ミライロの監修のもと、「みんなが安心して泊まれるホテル」を目指した取り組みを紹介する。
MIMARUは、障がい者、外国人ゲスト、高齢者、小さな子ども連れなど、「みんな」が安心して泊まれるホテルを目指している。その一環として、障がいのあるゲスト視点でホテルまでのアプローチや客室を確認し、紹介する活動を開始した。障がい者は世界に約18.5億人存在し、その多くが家族や友人のサポートを得ながら多人数で旅行している。広い客室と多人数宿泊に適したMIMARUでは、障がい者の楽しい旅をサポートするような活動を推進している。
具体的な取り組みとしては、障がい者に有用な情報を提供するものがある。「MIMARU大阪 心斎橋EAST」では、車椅子で移動しやすいルートを紹介したアクセスマップを作成し、車椅子目線の館内案内を提供している。これにより、宿泊前に施設内の状況を確認できるため、ゲストは安心して利用することができる。これらの取り組みは全施設で採用を検討している。