マリオットがインドで100店舗目を今月開業した。同国内でのホテル出店は数年以内にさらに50店舗を予定しており、急成長するインド市場における事業の拡大を図る。
シェラトンブランドをITハブのバンガロールで開業
マリオットインターナショナルの発表によると4月4日にインドのIT企業のハブ都市であるバンガロールでthe Sheraton Grand Bengaluru Whitefield Hotel & Convention Centerが開業し、マリオットグループの100店舗目の開業を記念した。
マリオットインターナショナルのChief Development OfficerのPaul Foskey氏によると、
「インドはアジアにおいて中国についで二番目のホテル数と部屋数をほこるマリオットインターナショナルの最も重要な市場の一つである。インドの成長著しい経済と中間層の増大により、マリオットの幅広いブランドを活用して、特に大規模な施設やラグジュアリー分野のホテルを開業し続けることに、信じられないほどの大きなチャンスを感じている」という。
同ホテルは、360部屋で内39部屋がスイートルーム。スタイリッシュなインテリアや絶景が望める部屋を提供する。
また、シェラトンブランドである同ホテルにおいては、SPA、クラブラウンジ、フィットネス、豪華アメニティなどの充実した設備を提供する。
インド100店舗から数年以内に150店舗へ拡大
マリオットは現在、インドの32都市において15ブランド、2万室以上を提供しており、従業員を3万人雇用し、さらなる新規出店で、3,000人の従業員を本年中に追加雇用する予定だ。
マリオットは特に、Courtyard by Marriott、Fairfield by Marriott、Four Points by Sheratonのブランドを中心にインド展開を図っている。
数年以内にさらにインド西部のプネー、経済都市のムンバイ、首都ニューデリーなどで50店舗をインド国内において開業させ、3万室以上にその提供室数を増加させる予定だ。
インドではラディソンホテル など他のホテルブランドも進出を加速させており、増大する中間層、富裕層の顧客獲得を巡り、熾烈な競争が展開されている。
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