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【取材】京都府京丹後市の間人に一棟貸し宿泊施設「taiza play」8月1日オープン

うまやど商会は、京都府京丹後市丹後町間人に、大人が楽しめる一棟貸し宿泊施設「taiza play」を2024年8月1日にオープンしたことを発表した。「大人が子供に帰る場所」をコンセプトに、充実した設備と魅力的なアクティビティを提供する。

本記事では、「taiza play」の特徴やその魅力などについて、うまやど商会に取材を行った。

▷ ホームページ:http://umayado-town.jp

――― まず「まちホテル」という宿泊形態を採用した背景には、どのような意図や狙いがあるのかを教えていただけますか

▲夕暮れの taiza play

私たちが「まちホテル」という形態を採用したのは、事業の本来の目的を「地域の活性化」に置いているからです。

弊社は現在京都府京丹後市の間人(たいざ)という小さな町で、「taiza house」「taiza child」「taiza play」という3つの貸別荘を運営しています。

そもそも私たちは奈良県奈良市で小零細企業向けのコンサルタント事業を営んでいる会社です。そんな私たちがなぜ間人の地域活性に取り組んでいるかと言うとそれは、偶然のご縁で間人に福利厚生施設を保有することなったことに端を発しています。

施設利用のために何度も間人を訪れるうちに、地域の魅力に引き込まれた一方で、「少子高齢化」や「空き家問題」といった課題を目の当たりにしました。このままでは町が廃れてしまうという危機感を抱き、地域活性化のために何かできることがないかと考え始めました。

地域活性を行うにあたって観光業は、比較的手をつけやすい分野と考えています。そこで、より多くの人に間人を訪れてもらい、より長く滞在してもらうために、地域に不足している「一棟貸しの貸別荘」形態の宿泊施設をつくることから始めました。

ここで大切なことは、私たちの目的はあくまで「地域活性化」であるということです。ですから自社の施設だけで完結するのではなく、より地域全体に経済効果が波及することを目指して、『泊まるのは宿泊施設で、夜のお食事は地域の提携飲食店で、温泉は地域の日帰り入浴で』というふうに町全体を一つのホテルと見立てる「まちホテル」という形態を採用したのです。

―――「taiza play」のコンセプト「大人が子供に帰る場所」を具体的に体現するために、どのような工夫や設計がされていますか

▲taiza play 見取り図

「大人が子供に帰る」というコンセプトのもと、日常から離れて普段できない遊びを存分に楽しんでいただくことをテーマに設計しました。まず、約25畳のプレイホールには、ビリヤード台、卓球台、アーケードゲームなど、若い頃に楽しんでいたであろう遊具を設置しています。これらはチェックインからチェックアウトまでの間、無料でお楽しみいただけます。

▲プレイホール

また、33畳を超える広大なLDKには、10人がゆったり座れるダイニングテーブルと重厚なアイランドキッチンを備え、自炊派の宿泊者にも満足していただけるような環境を整えています。さらに、120インチのスクリーンとプロジェクターを設置し、ご自宅ではありえない大画面での映画やゲームを楽しんでいただけます。

最後に、オーシャンビューの景色も特徴です。西側のプレイホールは全面ガラス戸となっており、広大な海を眺めながらリラックスした時間を過ごしていただけます。特に夏の夕日や冬の荒波は、心を揺さぶる美しさです。

――― 地域住民との連携はどのように進められていますか

▲リビング

私たちの活動は、「地域住民と共にあること」を大切にしています。taiza playは、もともとは地域の方が所有していた工場跡地を活用しています。リフォーム前は廃墟のような状況でしたが、それをリフォームし、「お披露目会」を開いて地域の方々に見ていただきました。その結果、多くの方々に私たちの活動を理解していただき、賛同も得られたと感じています。

私たちは奈良が本拠地ですが、頻繁に間人を訪れ、地域の方々と語り合い、親睦を深めるよう努めています。新しい出会いが生まれ、それが地域活性化の広がりにつながっています。今後も、地域の方々との連携を強めながら、「間人を次の世代へ!」というコンセプトのもと、まちホテルとしての機能を拡大していきたいと考えています。

―――「taiza play」のターゲットとなる顧客層について、どのように想定されていますか

▲120inchプロジェクター

taiza playの企画は、すべて言ってしまえば「弊社代表の趣味満載」です。

つまり自らをペルソナとして設定しており、メインターゲットは40代~50代の男性を想定していますが、ビリヤードや卓球、映画、料理など、アクティブな方であれば、20代後半から70代まで幅広い層に楽しんでいただけると考えています。

▲アイランドキッチン

そして、日常忙しくされている方や富裕層の皆さんに、日常の喧騒から離れ、ゆったりと贅沢な時間を過ごしていただけるよう、室内はシックで広々とした落ち着いた空間に仕上げています。

――― 最後に今後の展開や意気込みを教えてください

私たちの間人における事業の目的は「地域活性」であり、宿泊施設を運営することがゴールではありません。今後も地域活性のために、宿泊施設以外の新たな事業にも取り組んでいく予定です。たとえば、間人への移住者のために賃貸物件を増やし、子育て世帯には家賃を優遇するなどの施策を考えています。

ほかにも「こんなことできたら、楽しいだろうな」という構想はたくさんあります。そして今後も活動を進める中でいろんな出会いがあるだろうと思います。それらを積極的に取り入れ、「これは実現できそうだ!」と感じたものには、どんどん着手していきます。

自社サイトでtaiza playや他の宿泊施設の詳細を紹介していますので、京丹後方面にお越しの際は、ぜひうまやど商会が運営する宿泊施設にお泊まりいただき、間人の町を堪能してください。

■施設概要

施設名 :taiza play
開業日 :2024年8月1日オープン
所在地 :627-0201 京都府京丹後市丹後町間人1934
施設形態:一棟貸し(最大10名まで)
運営者 :うまやど商会(運営母体:未来創造マネジメント株式会社)
ホームページ:http://umayado-town.jp
instagram:https://www.instagram.com/umayadoshokai/

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