3月12日、鎌倉市腰越に新しいホテルが誕生した。鎌倉で長年親しまれてきた 松原庵 が鎌倉や湘南の豊かな食材を取り入れた料理でゲストを温かく迎える、「HOTEL AO KAMAKURA」は全16室のスモールラグジュアリーホテルだ。運営するのは 川上庵、SAWAMURA、The City Bakery などを手掛ける株式会社フォンス。
スタイリッシュな HOTEL AO KAMAKURA のデザインは、建築家 千葉学氏の設計だ。眼前に海が広がり、観光スポットとして人気の高い鎌倉にも、湘南のランドマークである江ノ島にも、アクセスがしやすい贅沢な立地となっている。
ゲストが四季折々の料理や厳選された美味しい酒を楽しむことができるダイニングとして用意されるのは、「鎌倉 松原庵 青」。由比ガ浜の松原庵とは趣の異なる、モダンな空間だ。打ちたての蕎麦と一品料理が提供される。佐島漁港で水揚げされた魚介や三浦半島の野菜を仕入れ、料理人が一品一品、素材の旨みを引き出す方法で仕上げる。提供される蕎麦は、細めに切られた風味豊かな二八蕎麦で、辛めのつゆとよく合う江戸前の仕上りだ。
夕食は腰越のすくい豆腐や地ダコの蕎麦湯しゃぶしゃぶなどの前菜など、地元の食材を使った吸い物、旬の地魚のお造りや天ぷらなどを楽しむことができるコースか、アラカルトを選択できる。料理に合わせた地酒やクラフトビール、ワインも用意されるという。〆には、松原庵自慢の手打ちそばが用意され、松原庵の味を堪能することができる。
ホテルにはチャペルも併設され、海を眺めながら挙式を行うこともできる。