フランス・パリを拠点とする世界最大級のホスピタリティグループ・アコーとサッポロ不動産開発株式会社は、「ホテル創成札幌 Mギャラリー」を2024年1月30日(火)に開業したことを発表した。
ホテルが位置するのは「創成イーストエリア」。かつては工業の中心として栄え、札幌の発展を牽引してきた歴史ある場所で、現在は当時の風情と現代的な活気が融合し、札幌開拓の足跡を辿ることができるエリアだ。
ホテルのデザインは「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」をテーマに、当時の開拓者たちが見た光景を現代的に再構築したという。
本記事では、開業の経緯や魅力などについて、ホテル創成札幌 Mギャラリーに取材を行った。
▷ 公式サイト:https://all.accor.com/hotel/C082/index.ja.shtml
――― どのような理由でMギャラリーコレクションの進出先として、札幌を選んだのでしょうか。
Mギャラリーはその地域ごとの物語を大切にするホテルコレクションです。
創成イーストエリアには開拓にまつわる歴史と文化が息づいています。
その土地特有の魅力とMギャラリーのブランドコンセプトが素晴らしい調和を生み出し、このエリアのブランディングを一層引き立てると確信し札幌を選びました。
――― ホテルのデザインが「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」 をテーマにしているとのことですが、どのように反映されているか教えてください。
当時の開拓者たちが見た光景を現代的に再構築しています。
たとえば、エントランスでは、開拓の歴史に敬意を表し、ビールの重要な原料である「ホップ」をモチーフにした立体彫刻がお客様を出迎えると共に、“Japanese rose”と呼ばれ、香水産業の創造に使用された「ハマナス」を彼らの繊細な技術への敬意を表すモチーフとして、館内のデザインに用いるなど、札幌の文明開化と、日本人の手による“日本のビール発祥の地“である創成イーストエリアの歴史のエッセンスを随所に散りばめています。
――― 宿泊客が「ホテル創成札幌 Mギャラリー」で体験できる特別なサービスにはどのようなものがありますか。
すべてのMギャラリー系列ホテルでは、「Memorable Moment」(メモラブル・モーメント)と呼ばれるその土地でしか体験できないプログラムをゲストに提供しています。
ホテル創成札幌でも近日中に独自のプログラムを開始する予定です。後日ホームページ等で詳細を発表する予定です。
――― 「ホテル創成札幌 Mギャラリー」で特にアピールしたいポイントや魅力を教えてください。
レストランのインテリアデザインは、当時のドイツのブルワリーで見られた内装にインスピレーションを得ています。ビール瓶を使用したアートウォールなど、細部に伝統的な醸造所の要素がしっかりと織り込まれ、感性を刺激する忘れられないダイニング体験を提供しています。
銅製のビール釜をモチーフにした暖炉が目を引くバーラウンジでは、サッポロビールはもちろん、ホテルオリジナルのカクテルや北海道ワインなど、厳選された一杯をお楽しみいただけます。
ゆらめく暖炉の炎を眺めながら、くつろぎの空間で極上の一杯をお楽しみください。
――― 最後に、今後の意気込みを教えてください。
私たちは、日本で唯一のMギャラリーブランドとして、世界中からゲストを惹きつける魅力的な隠れ家を創り上げていくことを目指しています。
さらに、単なる目的地ではなく、北海道と札幌の魅力を再発見するきっかけとなり、ホテルの所在地である創成イーストエリアの地域の活性化に尽力してまいります。
■施設概要
名称: ホテル創成札幌 Mギャラリー
所在地: 北海道札幌市中央区北2条東3丁目 サッポロファクトリー西館
電話番号: 011-242-1111
事業主: サッポロ不動産開発株式会社
ホテル運営:アコー
開業日: 2024年1月30日
構造: 地下1階・地上6階
客室数: 118室
付帯施設: レストラン、バーラウンジ、フィットネスジム 他
インテリアデザイン: Design Studio Crow
ホテルウェブサイト: https://all.accor.com/hotel/C082/index.ja.shtml
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/hotelsoseisapporo