歴史情緒あふれる街並みと海の景観が魅力の北海道・小樽に、グランベルホテルグループの新拠点「小樽グランベルホテル」が誕生。小樽軟石の地層をモチーフにした独自のデザインを随所に取り入れ、街の文化や歴史との調和を大切にした空間が広がる。
小樽運河や北一硝子など主要観光スポットへ徒歩圏内という抜群のロケーションも魅力のひとつ。ノスタルジックな小樽の風情を感じながら、心身を解きほぐす優雅なホテルステイを楽しめる。
本記事では、「小樽グランベルホテル」開業の経緯や魅力などについて、運営を担う株式会社ベルーナの子会社である株式会社グランベルホテルに取材を行った。
▷ ホテル公式サイト:https://www.granbellhotel.jp/otaru/
―――今回の「小樽グランベルホテル」は北海道エリアで8拠点目とのことですが、グループ内でどのような役割や位置付けを担うホテルとお考えですか?
小樽は自然が素晴らしく、おいしい食材も豊富で、国内外を問わず観光客が非常に増えている人気観光地です。
観光拠点へのアクセスも良いので、当ホテルでは快適な時間をお過ごしいただき、北海道の魅力を存分に感じていただけるような拠点を目指しています。
―――小樽の文化や歴史との「調和」を掲げていますが、ホテル設計やサービスで特に意識された点を教えてください。
ホテルの随所に、小樽市総合博物館が所蔵している小樽の歴史的な写真や地図を展示しています。
歴史そのものが今の小樽の魅力につながっていると考え、2階から5階の各所に年代ごとの展示を配置しました。
上階へ行くほど年代が新しくなり、6階からは「今の小樽」を望めるよう、多くの窓を設けています。
―――「小樽軟石の地層面」をデザインコードに選んだ背景や、外観や内装でどのように表現されたのか教えてください。
小樽は、かつて地面を切り崩して開かれた街です。その切り崩された小樽軟石の地層面をデザインに取り入れ、1階は地層面を持ち上げて中庭まで見通せるオープンな列柱様式にしました。
最上階は、その地表面の上に建つ建築物をイメージしています。
―――展望露天風呂やルーフトップBARといった上層階の施設は、どのような体験価値を意図して設計され、どんな利用シーンを想定していますか。
外観デザインとしての六角形のバーは、小樽の新たな灯台をモチーフとしており、これからも小樽の街を照らし続けることを願っております。
また、内装の6階は、今の小樽を望める場所として多くの窓を設けております。360度の眺望を活かし、テラスを多く設置したことで、小樽運河や天狗山だけでなく、晴れた日は石狩方面まで眺望をお楽しみいただけます。
―――開業を機に、地域観光との連携や新たな取り組みとして今後検討されていることがあれば教えてください。
定期的に地域の皆様と情報交換の機会を頂いております。
具体的な取り組みについては、現在検討中ではございますが、地域の皆様と連携して小樽の街を盛り上げていきたいと考えております。
■施設概要
名称 :小樽グランベルホテル
所在地 :北海道小樽市堺町1-1
アクセス:JR小樽駅 徒歩15分
客室数 :全159室
フロア :1階 ロビーラウンジ・レストラン
2~5階 客室
6階 露天風呂付大浴場・BAR テラス
URL :https://www.granbellhotel.jp/otaru/