福岡を拠点に西日本エリアの宿泊施設を展開する株式会社リクリエは“Tech Plus Hospitality”をテーマにテクノロジーによるおもてなしで「新たな宿泊スタイル」を提供。2018年8月の第1号店「トリップベース博多駅前」に続き、第2号店となる宿泊施設「グランドベース福岡」を10月5日オープンさせた。
出典:リクリエ
4ヶ国語対応タブレット、スマートロック、自動チェックイン
IoT導入のスマートホテルとして開業した同ホテルは、訪日客やビジネスパーソンをターゲティングし、客室は高速無線Wi-Fi完備。また、客室に設置した4ヶ国語対応タブレットでホテル利用案内や各種専用アプリと使うことで宿泊者のユーザーエクスペリエンスの向上に繋げることが可能。セキュリティに関しても監視カメラによる監視システム(ITV)で、リクリエ本社にて24時間監視が可能となっている。
また、スマートロックにより、電子錠による暗唱番号での入室になる為、従来の鍵やカードキーといった紛失トラブルの解消。暗唱番号は毎日自動で変更される。
さらに、自動チェックインシステムによる記帳業務のスマート化がはかられ、フロントでのチェックイン時に必要な記帳業務をタブレットで行うことで、宿泊者名簿の電子化を実施した。
宿泊施設不足が深刻な問題となっている福岡市。特に訪日客に人気の「大人数が同じ部屋に泊まることができる宿泊施設」の不足が著しくなっている。そこで今回オープンした施設は各部屋で最大で7〜11名までの受け入れを可能とした。
<施設概要>
所在地 :福岡市中央区春吉2丁目10番1号
延床面積:799.37m2
定員:84人
アクセス:西鉄天神駅から徒歩10分
出典:リクリエ
福岡市中央区ホテル展開状況
天神駅のある福岡市中央区では、メトロエンジンリサーチによると、宿泊施設が105、部屋数にして9,484が提供されている。また新設予定としては2施設が確認され、部屋数としては347室が提供される見込みとなっている。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
同区内の客室数としては、「ヒルトン福岡シーホーク」が1,053室でダントツで多くなっている。
新規予定には、「ザ・リッツ・カールトン福岡」(147室)が含まれており、2022年12月の開業を予定している。