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藤田観光が長崎五島に北欧ビレッジを本年8月オープンー五島列島の観光トレンド 

藤田観光が、デンマークに本社を持つノルディスクと業務提携を行い、2018年8月に北欧ビレッジを長崎県五島市にて開業することを発表した。長崎五島列島における観光業のトレンドを合わせてレポートする。

北欧ビレッジを五島に開業
藤田観光の発表によると、藤田観光が2018年8月に「Nordisk Village Goto Islands (ノルディスクヴィレッジ ゴトウ アイランズ)」を長崎県五島市にて開業する。

開業予定地

出典:藤田観光

・アクセス:福江空港からバス・タクシーで約30分ほど
・敷地面積:約1,500坪
・客室数:ノルディスクテント10室
・収容人員:最大40名
・付帯設備:レセプション、3室+キッチンの宿泊施設、
・料金は 1泊室料 15,000円~(大人1名料金、税別)などとなっている。

本ホテルは旧田尾小学校の校舎を改装し、フロントやカフェレストラン、客室とキッチンのついた宿泊施設として活用し、グラウンド部分にはコミュニティキッチンを中心にノルディスクを代表するテントである「ヴァナハイム」と「アスガルド」を合計10棟配置する。テント内には2~4台のベッドや寛げる家具、冷蔵庫などの電化製品を設置し、快適な居住空間を提供する。
ノルディスクヴィレッジのコンセプトである「そこでしかできない体験」を提供するため、地元の「一般社団法人田尾フラット」とディスティネーション開発のプロ集団である「株式会社wondertrunk&co.」と協力体制を組み、着地型のツーリズムや地元食材を活用した食事など「ここでしかできない体験」の提供を目指す。

五島市のホテル出店状況
メトロエンジンリサーチによると、現在、五島市には、宿泊施設が70、宿泊部屋数711となっている。

五島市ホテルカテゴリー別数

出典:メトロエンジンリサーチ

上記のグラフの通り、五島では民宿やゲストハウスなどの簡易宿所等が多く、59軒確認された。ついで、ビジネスホテル8軒、リゾートホテルが2軒あり、シティホテルは1軒となっている。
福江島を中心とした島々からなる五島市において、本ホテルの他に新規ホテル開業の予定は確認されていない。

世界遺産登録の可能性に注目
高浜海水浴場の美しいビーチを観光資源に持つ五島。6月に開かれるトライアスロンの大会などスポーツイベントを中心として、イベント型の観光客が集まっているが、自然に依存する離島として夏以外に定期的な観光需要を確保することが難しく、人口の過疎化も課題となっている。

しかしこれに、大きな転機が訪れようとしている。
それは、教会群からなる聖地巡礼を同時に楽しめる観光資産を持つ五島の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録である。五島は、長崎地方の潜伏キリシタンが禁教期に密かに信仰を続ける中で育んだ、宗教に関する独特の文化的伝統を物語る12の構成資産の一つとなっている。

こちらの動向は政府からユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)へ推薦をし暫定リストに載っている段階でまだわからないが、それ次第によっては大幅な観光客の増加が期待されるのだ。
本ホテルの開業もそれを狙ったものと言え、今後の五島におけるホテル展開の動向を左右する要素になりそうだ。

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