株式会社タイトーは、2025年の夏のお出かけ・レジャーに関するアンケートを実施し、調査結果を発表した。全国の10代から50代の男女500名を対象に、暑さや物価高の影響下での行動傾向を調べたものである。
夏のお出かけの費用について、「例年より費用を減らしたい」と回答した割合は33.4%に上った。一方で「例年と同じ」とする層が53.4%と過半数を占め、「費用を増やしたい」は13.2%にとどまった。費用を増やしたい層の割合が減少した背景には、物価の上昇や光熱費・食費の高騰があると考えられる。年代別では10代の26.0%が「費用を増やしたい」と回答したのに対し、40代と50代ではその割合が7.0%に下がっており、年齢が上がるにつれて支出に慎重な姿勢が強まる傾向が明らかとなった。
また、出かける場所に関しては「近場で過ごしたい」が69.8%と多数を占めた。30代以降ではその傾向がさらに顕著であり、遠出よりも日帰りや地域内での過ごし方を選択する傾向が読み取れる。加えて、「屋内で遊びたい」とする回答が71.8%と屋外を大きく上回り、熱中症リスクや暑さへの警戒が影響していると見られる。前年と比較しても「近場志向」「屋内志向」がともに約7割となっており、昨年に続き同様の傾向が続いている。
お出かけ・レジャーで重視されるポイントについては、「涼しさ・暑さ対策」が56.6%で最も多く、続いて「値段・コスパの良さ」(33.4%)、「混雑回避」(32.8%)が上位に挙がった。自由記述では、熱中症対策グッズの携行、屋内施設の選択、旅費の節約や日程の調整などが多く見られた。
こうしたニーズに応える形で、タイトーは全国約170店舗のタイトーステーションをはじめ、子ども向けの「らくがキッズ」やスポーツ体験型の「BOOTVERSE」「NOBOLT」など多様な屋内施設を展開している。これらの施設では、暑さを避けながら快適に過ごせるエンターテインメント体験を提供している。