サイトアイコン HotelBank (ホテルバンク)

2025年夏の海外旅行トレンド:検索データから見る人気旅行先とホテル選びの傾向

エクスペディアは2025年夏の海外旅行に関する検索データをもとに、人気の旅行先やホテル選びの傾向、混雑予想などを発表した。検索データによれば、今年の夏の海外旅行の検索数は前年比110%と微増している。

(出典:エクスペディアホールディングス株式会社

2025年夏の人気海外旅行先ランキングでは、1位にホノルルが選ばれた。6位にパリ、9位にロサンゼルス、10位にオレンジカウンティなど、アメリカやヨーロッパの都市が上位に入っており、遠方への旅行を希望する傾向が見られた。これに対し、ゴールデンウィーク期間中はソウルや台北など近距離のアジア都市が多く選ばれており、夏休みは長期休暇を活用して距離のある目的地を検討する傾向が強まっていると考えられる。

(出典:エクスペディアホールディングス株式会社

検索数の前年からの伸び率をもとにした人気上昇ランキングでは、1位にインドネシアのスマトラ島、3位にベトナムのフーコック島など、日本人にとって新たな魅力に満ちた東南アジアの旅行先がランクインした。両島は国立公園での自然体験が可能で、トレッキングや野生動物の観察などを楽しめるため、心身の健康を重視した「ウェルネス旅」と呼ばれる旅行スタイルにも適している。

ホテル選びにおいては、最も利用された検索フィルターの1位が「プール」、3位が「オーシャンビュー」となっており、夏ならではの設備への関心が高いことが示された。一方で、2位に「キッチン・キチネット」、4位に「空港からの無料送迎」が入り、円安や物価高の影響により、現地での食費や交通費を抑えようとする傾向もみられる。

(出典:エクスペディアホールディングス株式会社

北半球が夏を迎える一方で、南半球では涼しい気候が続くことから、猛暑を避けた旅行先として注目されている。熱帯地域を除いた2025年夏の南半球人気旅行先ランキングでは、オーストラリアの都市が上位を占めた。1位のシドニーは観光スポットが豊富で家族旅行に適しており、2位のゴールドコーストではビーチでの海水浴に加え、森林ツアーやテーマパークも楽しめるため、友人やカップルの旅行に向いている。3位のメルボルンはアートやグルメ、文化体験が豊かで、多様な楽しみ方が可能である。

2025年のお盆期間は最大で9連休となる。フライト検索データによると、8月8日から10日が特に混雑すると見込まれており、なかでも8月9日は最も混雑が激しく、8月17日と比較して約6倍に達する可能性がある。ホテル宿泊の検索でも8月9日から11日がピークとされ、同様に8月17日と比べて最大4倍の混雑が予想されている。有給休暇を活用できる場合は、混雑を避けるために8月15日の出発が推奨されている。

モバイルバージョンを終了