Booking.comは、2025年夏の旅行シーズンに向けて、同社サイトで検索された宿泊先データをもとにした旅行先ランキングを発表した。調査対象は、2025年6月1日から8月31日までのチェックイン日で検索された宿泊施設であり、検索期間は同年2月15日から4月15日まで。調査結果によると、東京が世界で3位にランクインした。
世界のレジャー目的の旅行者のうち77%(日本では57%)が今後数か月以内に海外旅行を希望しており、全体の48%(日本では36%)が前年よりも旅行に使う金額を増やす計画であることから、2025年の夏は旅行需要が大きくなると予測されている。人気の目的地には、ビーチリゾートや都市観光、新たな文化との出会いを楽しめる地域が並んでおり、東京のほかエジプトのサンゴ礁やスペイン南部のビーチも選ばれている。
家族連れ旅行者を対象としたランキングでは、東京が第4位に入った。調査によると、子どもがいる人の53%(日本では36%)が、今年の旅行を「1年の最優先事項」としており、旅行の目的も単なる休息ではなく、多様な文化や体験に触れることに重点が置かれている。保護者の85%(日本では82%)が子どもに新しい体験をさせたいと考えており、旅を通じて学びと成長を求める傾向が明らかになっている。旅行準備においてもテクノロジーの活用が進み、AIを用いることで効率化を図る家族旅行者は85%(日本では74%)に達した。
恋人との旅行先ランキングでも、東京は第2位に選ばれた。2025年は、「モノ」より「思い出」を重視する傾向が強まり、ミレニアル世代の73%、Z世代の74%、ベビーブーム世代の69%が「旅行を贈られる方が嬉しい」と回答している。こうした価値観の変化により、恋人との旅行を計画している人は全体の45%(日本では36%)にのぼった。
なお、東京での宿泊先として、Booking.comは「ホテルイースト21東京」や「三井ガーデンホテル上野」「PETALS TOKYO」「パークホテル東京」「ホテルグラフィー渋谷」などを紹介している。それぞれに特徴ある施設として評価されており、旅行者の多様なニーズに応える宿泊体験が提供されている。これらの施設は公式サイト上で詳細を確認でき、口コミスコアも高く評価されている。