デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.は、最新のスキー旅行トレンドを反映した「2025年 日本のスキー旅行先ランキング」を発表した。本ランキングは、アゴダで検索された宿泊データを基に、日本の旅行者および訪日観光客に人気のスキー旅行先を分析したものである。
国内旅行者のスキー旅行先ランキングでは、岩手県(八幡平など)が1位となった。八幡平はスキーとともに温泉も楽しめることが人気の要因とされる。長野県(白馬など)や新潟県(湯沢など)も依然として人気が高まっており、上越新幹線を利用すれば都心から約1時間30分で訪れることができる点が、多くのスキーヤーやスノーボーダーに支持されている。
国外旅行者のスキー旅行先ランキングでは、長野県の白馬が最も検索数を伸ばしており、前年比63%増となった。国際的なプロモーションの成功と多言語対応の強化により、日本のトップスキーリゾートの一つとして確立している。白馬は初心者から上級者まで幅広いレベルに対応した多彩なコースがあり、多くのスキー愛好者が訪れている。次いで、新潟県の妙高が前年比48%増、湯沢が前年比21%増となり、特に妙高は香港や中国本土からの訪問者に人気がある。湯沢は台湾からの旅行者に最も支持されている。
(画像出典:ぱくたそ)
訪日スキーヤーの主な出身地としては、台湾、香港、タイ、韓国、シンガポールが上位に挙げられる。アゴダのデータによると、日本の冬の旅行先の宿泊施設検索数は、特にタイ、シンガポール、韓国などのアジア市場からの増加が顕著である。白馬はタイの旅行者に人気のスキー旅行先であり、妙高は香港や中国本土からの訪問者に人気があることが明らかとなった。
アゴダ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役は、日本がアジアで最も人気のスキー旅行先として評価されていることを喜ばしく思うとコメントしている。国内旅行者と海外旅行者では重視するポイントが異なり、海外の訪問者は言語サポートや多彩なコース、クオリティの高い雪質を求める傾向にある一方で、国内旅行者はアクセスの良さや温泉などを重視する傾向がある。今後もスキー旅行需要が高まる中、アゴダは引き続き世界中の旅行者に卓越した体験を提供していくとしている。