シンガポール航空は2023年10月1日を皮切りに、日本の5つの主要空港での運航便を増加させることを発表した。これにより、東京(成田)、大阪、名古屋、福岡からシンガポールへの運航便数が新型コロナウイルス感染拡大以前のレベルにまで戻る見込みである。
具体的には、2023年10月1日から東京(羽田)- シンガポール路線の運航が毎日3便となる。これに伴い、東京発の便数は週35便となる予定である。さらに、2023年冬期運航スケジュールにおいて、シンガポール – 成田間の運航機材がボーイング 787-10型機からエアバス A380 型機に変更となる。
大阪(関空)行きのSQ620便が再開され、1日3便の運航となる見込みである。名古屋と福岡への路線もそれぞれ週5便に増便し、2024年3月4日にはデイリー運航となる予定である。
シンガポール航空 日本支社長であるケニー・テオ氏は、今回の増便によって顧客に柔軟な選択肢を提供できるとし、関係者への感謝を述べた。
シンガポール航空による今回の運航便の増加は、新型コロナウイルス感染拡大後の航空業界の回復を象徴する出来事である。また、日本マーケットへの強いコミットメントを示すとともに、両国間の経済や観光の活性化にも寄与すると期待される。今後、他の航空会社もこれに続き、より一層のサービス拡充が進むことが望まれる。