
(出典:株式会社ナビタイムジャパン)
株式会社ナビタイムジャパンは、訪日外国人旅行者が訪れた日本の城に関する分析結果を発表した。本分析は、訪日外国人向けナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用データをもとに、2025年1月から12月までの滞在状況をインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いて集計したものである。アジア市場および欧米豪市場の双方において、大阪城が最も人気の城となった。
(出典:株式会社ナビタイムジャパン)
ランキングでは、大阪城のほか、名古屋城、熊本城、二条城、姫路城、江戸城が両市場で共通して上位に入った。一方で市場別の特徴もみられ、アジア市場では弘前城や犬山城、岡山城、松山城など、地方空港からアクセスしやすい城がランクインしている。欧米豪市場では金沢城、広島城、松本城、小田原城が上位に入り、「ゴールデンルート」や「三つ星街道」沿いからのアクセスの良さが背景にあるとされる。
(出典:株式会社ナビタイムジャパン)
滞在時間の分析では、城の面積と滞在時間に相関があることが確認された。面積が広い城ほど滞在時間が長くなる傾向があり、大阪城は平均滞在時間が長い城の一つとされている。一方で江戸城や金沢城では、訪問者の7割以上が60分未満の滞在となるなど、他の城とは異なる傾向もみられた。
(出典:株式会社ナビタイムジャパン)
個別の事例として、弘前城は4月に滞在者数が多く、桜の開花時期に合わせて来訪が増加している。松本城は4月と11月に滞在者数が多く、桜や紅葉の時期と重なることで来訪者が増加している。宿泊地の分析では、弘前城訪問者は訪問後に県外へ移動する傾向がみられ、松本城訪問者は当日に松本市を拠点とする割合が高いなど、市場ごとの行動特性が確認されている。