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京都市の2017年11月の外国人宿泊数が好調 同月の過去最高を記録

京都市観光協会、京都文化交流コンベンションビューローは、2017年11月の外国人客宿泊状況調査を発表した。外国人の利用割合は、前年同月比4.4ポイント増の34.8%で同月の過去最高を記録。実人数は89,818人で前年同月比16.1%増となった。

日本の文化・歴史を象徴する京都市が引き続き、インバウンド(訪日外国人)から高い関心を持たれている結果となった。2014年に調査を開始後、11月の外国人の利用割合は過去最高の記録で、これで11カ月連続の上昇となる。
過去の11月の外国人利用割合は2014年が24.7%、15年が29.5%、16年が30.4%。伸び率は15年の前年同月比4.8ポイント増が最高で、17年の4.4ポイント増はこれに次ぐ。

出典:外国人客宿泊状況調査

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宿泊実人数構成比(上位5カ国・地域)

構成比(前年同月差)  特徴
中国 22.4%(1.8ポイント増) 5カ月連続の構成比前年超え
台湾 18.5%(1.2ポイント減) 2カ月ぶりの構成比前年割れ
米国 14.1%(1.2ポイント減) 8カ月連続の構成比前年割れ
香港 5.5%(0.2ポイント増) 2017年7月以来の4位
韓国 4.9%(1.9ポイント) 10カ月連続の構成比前年超え

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特色としては、中国が安定しており、構成比で5カ月連続の1位。台湾が10月の構成比14.1%から11月に18.5%と増加している。この傾向は調査を始めてから継続しており、温暖な気候の台湾にとって京都の紅葉を目的とした観光に人気があると、京都市観光協会では分析している。
米国は経済状況が好調な東アジアへ旅行先をシフトしている傾向もあり、前年同月比1.2ポイント減の14.1%。香港はほぼ横ばいで、韓国が引き続きシェアを伸ばす形になった。
観光庁が12月27日に公表した宿泊旅行統計調査(2017年10月)によると外国人延べ宿泊者数は735万人泊で、前年同月比23.5%増となった。全国的にも外国人の宿泊者数は増えており、訪日外国人から人気の高い京都市は今後も外国人による宿泊数を伸ばすことになりそうだ。

【調査方法】
・対象は36宿泊施設の9,343室(市内のホテルの客室ベースで約4割に相当)
・調査対象は観光・ビジネスを問わず、日本国籍外のパスポート保有者
・対象の宿泊施設はホテルや旅館などで、民泊は含まれていない
調査は全国の自治体で唯一、京都市が実施しているもので対象ホテルの協力を得てデータを毎月集計している。多くのインバウンドが訪れる京都市にとって、サービス向上などを目的にデータを有効活用し、顧客ニーズに応えていくことを目的とする。

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