愛媛県内の自治体や観光事業者が観光DXの取り組みを加速できるよう、株式会社MATCHAは伴走支援を行い、複数の市町が連携して訪日客向け情報発信に取り組む。具体的には、多言語対応の情報発信サービス「MATCHA Contents Manager(MCM)」のアップグレード版「MCM Premium」を活用し、各地域がインバウンド誘客の戦略作りとニーズを分析した上での多言語発信などを行う。また、愛媛県内の観光事業者や自治体のインバウンド誘客への機運を高めるべく、周辺県と共にインバウンド誘客について協議する場「瀬戸内インバウンドサミット」を初開催する。
2023年における愛媛県内の外国人延べ宿泊者数は約20万人となり、コロナ前の2019年の93%まで回復している。愛媛県では欧米やオーストラリアからの誘客強化に取り組んでおり、中でも滞在日数が長く消費額が多い傾向があるオーストラリアからの誘客に注力している。瀬戸内エリアはCNNが選ぶ世界で最も素晴らしい7つのサイクリングコースに選ばれた「しまなみ海道」など、海外から注目を集める人気エリアである。また、愛媛県大洲市は地域に残る文化的な建造物の保全、活用が評価され「持続可能な観光地」として世界一にも選ばれ、益々注目されている。このような愛媛がもつ自然のアクティビティや文化の残る景観など、インバウンドへ訴求できる素材を活かして、訪日客誘致へと取り組んでいく予定だ。
株式会社MATCHAが事務局を務める「インバウンドサミット」は、コロナ禍の2020年よりインバウンド関係者向けに開催され、昨年はオンラインも含めて4,000名以上が参加した。昨年の愛知県に続く2回目の地方開催となる今年度は愛媛県で開催され、2日間にわたり実施される。なお、2日目はフィールドワークとしてインバウンド誘客に取り組んでいる愛媛県内の事業者を視察する予定である。これにより地域間での交流を育み、瀬戸内エリアのインバウンド振興の機運醸成を目指す。
MATCHAは、訪日・在日外国人向けに10言語展開し、累計20,000記事以上の日本情報を提供するメディアである。月間663万PV・333万UUのアクセスがあり、Facebookは全世界に104万人のフォロワーがいる。一方的な情報発信ではなく、ユーザーが本当に必要としている情報を盛り込み、長く読まれる価値あるコンテンツを制作していることが特徴である。株式会社MATCHAはこれからもインバウンドのプロフェッショナルとして、日本社会に貢献していく企業であり続けることを目指していく。