横浜市と中国の大手オンライン旅行会社 Ctripは、中国市場から横浜への観光誘客の推進を主な目的とした連携協定を締結した。 横浜市として、海外旅行会社との観光振興に関する協定締結は初となる。
横浜市が中国最大手OTAと連携
中国は、横浜市の外国人延べ宿泊者数において最大の割合を占める重要な市場。 中国・上海市に本拠地を置く、中国最大規模のオンライン旅行会社である Ctrip と連携することにより、各々の有する情報や媒体・ノウハウを活用し、観光客の更なる増加を図り、賑わい創出・経済活性化を進める。
具体的な取り組みとしては、プロモーション協力として、相互の公式サイトやSNS、Ctrip のパートナー企業のオンラインプラットフォームにおける横浜の観光情報の発信やプロモーション活動の協力を行う。
また、魅力あるコンテンツの開発として、中国からの観光客に訴求できる観光コンテンツの開発及び旅行商品の造成。
さらに、Ctripの持つインバウンドに係る関連データを活用したマーケット分析を行う。
加えて、観光関連事業者支援として、観光関連事業者向けセミナーの共同開催等を行っていくという。
林文子 横浜市長は以下のコメントを寄せた。
「横浜市は観光・MICEの推進に力を入れており、このたびの連携協定締結は、海外からの誘客に向けて、大変大きな意義があります。ラグビーワールドカップ2019™、東京2020 オリンピック・パラリンピックの開催を控え、中国最大手のOTA であるCtrip 様と連携することは、より多くの方を横浜に惹き付けるうえで、大きな力になります。中国から訪れるたくさんの方々に、横浜の魅力に触れていただきたいと思います。横浜市としても、横浜の観光の一層の発展につなげてまいります。」
シートリップ(英: Ctrip.com international Ltd. 中:携程旅行网)は、最高経営責任者:孫潔(Jane Jie Sun/ジェーン・スン)、中国・上海市に本拠地を置くオンライン旅行会社(OTA)。
中国でマーケットシェア 65%以上(傘下の2社含む)の最大規模 OTA。 旅行検討のための旅行情報の提供から各種予約、旅行後の口コミまでのワンストップのプラットフォームを展開。 また、「Trip.com」としてグローバルに旅行予約サイトを展開している。
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