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青森県が初の東北一位へ 2017年外国人延べ宿泊者数でトップを堅守

観光庁が12月27日に発表した2017年10月の宿泊旅行統計調査によると、外国人延べ宿泊者数で青森県が4万6,670人泊でトップを堅守。2017年の年間でも初めてトップとなる可能性が高まってきた。

10月の同調査によると、2位が岩手県の4万3,750人泊、3位が宮城県の3万8,640人泊、4位が秋田県の2万500人泊、5位が福島県の1万6,870人泊、6位が山形県1万3,380人泊となっている。青森は、政令市で100万人都市の仙台市を擁する宮城県を上回るインバウンドを集客していることになる。
2017年1~10月の東北の外国人延べ宿泊者数トップ3
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都道府県 外国人延べ宿泊者数
青森県 19万6,000人
宮城県 18万5,000人
岩手県 14万9,000人

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青森県は2017年8月に東北6県で初の首位に浮上。その後も堅調な推移を見せ、10月現在で2位の宮城県に約1万1,000人の差をつけ独走態勢を強めている。11月と12月分の予想でも、外国人延べ宿泊者数の良化が見込まれ、東北一の座に就くことが有力だ。
青森県を東北一の座を狙えるまでに押し上げたのは、交流人口の底上げに成功したことも要因の一つ。きっかけになったのは、2016年3月開業の北海道新幹線で新青森~新函館北斗を結び、利便性が高まったことが挙げられる。
北海道新幹線の開業によって、青森県は積極的な観光プロモーションを仕掛け、JR北海道と連携した津軽海峡を結ぶフェリーも巻き込み周遊観光などを企画。本州最南端で高級ブランドの「大間マグロ」に富裕層の多い中華圏を中心とした訪日外国人の注目が集まるように。
伝統の「弘前ねぷたまつり」「青森ねぶた祭」などの古典的な祭りに、訪日外国人も関心を持つようになった。青森県では中国、台湾、香港、韓国の4カ国・地域のインバウンドを重点的に誘客し、三村申吾知事らによるトップセールを行い、県内の魅力をPR。
並行して空路開拓も積極的に展開し青森空港初の中国・天津との定期便の就航に成功。韓国のソウル線も10月から増便して週5便に増加した。強気の攻めが功を奏し、海路でも青森港に寄港した大型クルーズ船も東北一の20隻以上を数えた。19年には豪華客船の「クイーン・エリザベス」の初寄港も予定し、先を見据えた戦略を描いている。
青森県は、十和田湖や奥入瀬渓流、白神山地、弘前城の桜など、日本文化を象徴する観光スポットが豊富だ。特に最近のインバウンドの旅行形態として、豪華なホテルやリゾート地ではなく、体験型の観光にシフトしている。インバウンドが祭りに飛び入り参加するなど、青森県ならではの観光に海外からの注目が集まっている。

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