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訪日旅行検索ボリューム急上昇:2023年夏の旅行者の動向と観光地トレンド

世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」は、2023年夏の旅行動向を発表した。同社の意識調査によると、全旅行者の78%、日本人旅行者の65%が夏季の旅行を計画している。これは昨年同時期(24%)や2023年春(49%)と比べて大幅に上昇している。

 

2023年夏の旅行状況

旅行の有無では、65%の日本人旅行者が夏季の旅行を計画しており、これは昨年同時期の24%に比べて大幅に上昇している。移動距離では、国内旅行が80%、海外旅行が5%、国内外両方への旅行が15%であった。旅行への出費は、2022年夏の旅行に比べて「とても多い」と回答した人が11%、「少し多い」が46%、「同じ」が41%、「少ない」が2%であった。

 

訪日旅行への意欲

世界の旅行者による訪日旅行に関する検索ボリュームが2019年と比べて-35%、2022年と比べて1212%となり、訪日旅行を計画している日本の旅行者と世界の旅行者の割合は2019年とほぼ同等になった。世界の旅行者も78%が夏季の旅行を計画しており、国内旅行の割合が46%、海外旅行が27%、国内外両方への旅行が28%であった。

 

旅行者に人気の観光地や回復傾向が強い観光地

旅行者に人気の観光地について、国内では北海道の中央区、沖縄県の恩納村、宮古島市など、海外ではアメリカのホノルル、韓国のソウル、フランスのパリなどが挙げられた。一方、回復傾向が強い観光地は、国内では千葉県の舞浜、石川県のかほく市、岩手県の盛岡市など、海外では韓国のソウル、台湾の中正区、インドネシアのケデワタンなどが目立つ。

 

訪日旅行に関する検索ボリューム

サイトの利用状況データによると、2023年ゴールデンウィークの国内旅行検索ボリュームはコロナ前の2019年に比べて-66%だったが、今夏については-37%となり、順調な回復傾向が見られる。海外旅行や国内外両方への旅行を考えている日本人旅行者の割合も増え、海外旅行への意欲が徐々に高まっていることが示唆される。

世界の旅行者による訪日旅行に関する検索は2019年と比べて-35%、2022年と比べて1212%となり、訪日旅行を計画している日本人旅行者と世界の旅行者の割合は2019年とほぼ同等となった。海外からの旅行者に人気の観光地としては、北海道の中央区、東京都の新宿区、港区などがあり、回復傾向が強い観光地としては東京都の台東区、神奈川県の箱根町、東京都の港区などが挙げられた。

 

まとめ

以上の結果から、旅行意識はコロナ前に比べて回復傾向にあること、海外旅行への意欲が徐々に高まっていること、そして訪日旅行への関心も高まっていることが示唆された。今後の旅行動向については、これらのデータを踏まえつつ、引き続き注視していく必要があるだろう。

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