観光庁は宿泊旅行統計調査の2019年10月(第2次速報値)及び11月(第1次速報値)の調査結果を取りまとめ、これを発表した。
出典:観光庁
10月の延べ宿泊者数(全体)は、4,540万人泊で、前年同月比-2.5%であった。また、11月の延べ宿泊者数(全体)は4,563万人泊で、前年同月比+0.8%であった。
日本人延べ宿泊者数は、10月は、前年同月比-5.0%の3,643万人泊であった。 また、11月は前年同月比-0.4%の3,752万人泊であった。
外国人延べ宿泊者数は、10月は、897万人泊で、前年同月比+8.8%で、10月としては調査開始以来の最高値であった。また、11月は前年同月比+6.7%の812万人泊であった。
10月の延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は19.8%に達した。
国籍別のランキングは以下の通り。
出典:観光庁
10月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位が中国、第2位が台湾、第3位がアメリカ、第4位が香港、第5位がイギリスで、上位5ヵ国・地域で全体の58.7%を占めた。
伸び率でみると、ラグビーW杯の影響により、イギリス(前年同月比+162.4%)等が大幅に拡大した。
他方で韓国は前年同月比-66.1%の大幅減少で7位となった。
出典:観光庁
10月の客室稼働率は全体で62.9%であった。また、11月は全体で65.1%であった。
また10月の都道府県別では東京都が81.1%でトップ。2位に大阪府が78.4%で続いた。広島県が74.2%で3位に入った。
4位は福岡県(72.1%)、5位は千葉県(71.3%)となり、上位5都道府県は、前年同月と同一であった。
6位は神奈川県(70.5%)、7位は京都府(70.1%)、8位埼玉県(68.4%)、9位は青森県(68.2%)、10位に愛知県(67.1%)が続いた。
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