10月28日、京都の「GoToEAT」事務局は公式サイトにて、ファミリーマートからの「プレミアム付食事券」の発行を一時中止すると発表した。原因は用紙不足で、11月中旬にも再開する見通しだという。
食事券の事前予約または一般申込はファミリーマートの専用ページから、入金や発券はファミリーマート店舗内に設置されているFamiポートから行うことになっている。
しかし、発券用紙が不足する事態が発生し、事務局は用紙が供給が可能になるまで発券および入金の手続きを中止にすること発表した。それに合わせ、指定されていた発券期限も下記の通りに延長となった。
●事前受付(10月7日)の予約分
(旧)10月29日(木)23:59 → (新)11月10日(火)23:59
●第1期(10月20日)の予約分
(旧)10月31日(土)23:59 → (新)11月13日(金)23:59
●第2期(10月26日)の予約分
(旧)11月6日(金)23:59 → (新)11月17日(火)23:59
「Go To EAT」キャンペーンは、コロナ禍で打撃を受けた飲食業界を支援するために始まった、官民一体型の需要喚起策。オンライン予約によるポイント付与と、25%のプレミア付食事券の販売の2つ柱となっている。
このうち、食事券の販売時期や販売数については都道府県ごとに異なっている。京都の場合は5,000円分の食事券を1冊4,000円で販売中だ。発行冊数は160万冊。これまで4回にわたって販売されたが、いずれも早期完売となった。あまりの人気ぶりに、事務局では第2期の申し込みを「昼の部」と「夜の部」の2回に分け、予約回数も1人1回に制限するなどして対応した。今回の用紙不足も、事務局が事前に人気を想定しきれなかったために発生した事態だろう。また、ネット上のみで販売していることや、コンビニがない地域では利用しづらいなどの点で、府民からは「不平等ではないか」という指摘も上がっている。