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Go To クーポン53万円分詐取の男、全国初摘発

政府の観光需要喚起事業「Go To トラベル」の電子クーポン不正取得が発生していた問題で、警視庁捜査2課は電子計算機使用詐欺の疑いで神奈川県藤沢市川名、職業不詳、相田卓也容疑者(30)を逮捕した。全国初摘発となる。

都内のホテル4ヶ所で計約54万円相当をだまし取る

相田容疑者は調べに対し容疑を認めており、手口については「一から考えたわけではなく、SNS(会員制交流サイト)で情報が出ていたので参考にした」などと供述しているとのこと。

逮捕容疑は10月上旬、偽名や架空の電話番号などを使ってインターネットの旅行サイトに登録し、宿泊する意思がないのにも関わらず、都内のホテル4ヶ所を予約し、地域共通クーポンの電子クーポンを計約54万円相当をだまし取ったとしている。ホテルには宿泊せず、無断キャンセルをしていた。

捜査2課によると、観光庁からの情報提供で相田容疑者が浮上。同じ日に複数のホテルに予約を入れていたことなどから、犯行が裏付けられた。だまし取った電子クーポンは、スマートフォンやゲームソフトの購入代金に充てたとのこと。

Go To トラベル事業は旅行代金の50%相当を支援する事業。旅行代金の35%相当分は旅行代金割引、15%相当分は1枚1,000円単位の地域共通クーポン(紙もしくは電子)を付与している。

地域共通クーポンが利用できるようになった10月以降、地域共通クーポンの電子クーポンを不正取得をする事案が全国で発生していた。地域共通クーポンの電子クーポンはチェックイン当日15時以降に取得可能になるが、不正取得事案では電子クーポンの取得のみを行い、宿泊施設には現れない。宿泊施設はキャンセルチャージも取れない状況だった。

11月25日以降は電子クーポンの不正取得対策として、電子クーポンの受け取りにSMS認証が導入されている。

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