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観光庁、地域共通クーポンの不正取得対策を11月25日から開始

観光庁は観光需要喚起事業「Go To トラベル」事業で発行される「地域共通クーポン(電子クーポン)」の不正取得防止のため、11月25日からセキュリ対策強化することを発表した。

SMS認証導入で不正取得を予防

地域共通クーポンが利用できるようになった10月以降、地域共通クーポンの電子クーポンを不正取得をする事案が全国で発生していた。地域共通クーポンの電子クーポンはチェックイン当日15時以降に取得可能になるが、不正取得事案では電子クーポンの取得のみを行い、宿泊施設には現れない。宿泊施設はキャンセルチャージも取れない状況だ。

不正取得が多発したことを受け、観光庁は携帯電話にメッセージを送ることができるSMS(ショートメッセージサービス)を利用したSMS認証導入を発表。電子クーポンを受け取る手続きに、予約時に入力した携帯電話番号に届いた4桁の認証番号を入力しないと電子クーポンを受け取れないようにする。

出典:Go To トラベル事業公式サイト

不正取得事案では使われていない携帯電話番号、または別人の携帯電話番号が入力されていた。SMS認証導入で自身が使える携帯電話番号を入力する必要があるため、利用者が特定しやすくなることから、不正をしにくくなることが期待される。

2020年11月25日(水)午前1時頃より、電子クーポンの受け取りにSMS認証を必要とする仕様に変更する。

【変更前】電子クーポン受け取りページで予約番号・旅行業者ID・初泊宿泊地都道府県を入力して電子クーポンを受け取り
【変更後】電子クーポン受け取りページで予約番号・旅行業者ID・初泊宿泊地都道府県を入力後、「SMS認証」をした上で電子クーポンを受け取り

電子クーポンの受け取りは従来どおりだ。チェックイン当日の15時以降に電子クーポンサイトにアクセス可能となり、手続き後にクーポンが受け取れる。SMS認証なしでは電子クーポンが取得できなくなるため、旅行者は自身のスマートフォンでSMSを受信できるように設定する必要がある。

地域共通クーポンの紙クーポンに関しては従来どおりで、宿泊施設や旅行代理店での手渡しとなる。

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