広島県で、外食需要喚起策「Go To EAT」事業のプレミアム付食事券の発行を12月12日から来年1月3日まで一時停止することが発表された。
すでに発行した食事券や、オンライン予約で獲得したポイントについても、利用の自粛を求めるという。公式サイトではすでに第2回販売分の予約受付を14日から開始するとの告知が掲載されていたが、そちらも見送られることとなった。また、12月17日からは酒類の提供時間を短縮するよう店舗に要請する。
現在、10の都道府県がプレミアム付食事券の新規発行を停止している。また、北海道、埼玉、東京、大阪では食事券やポイントの利用自粛も要請されているが、今回そこに広島県が加わることになった。
広島県ではもともと、飲食店での感染対策を強め「GoToEAT」は継続する方針だったが、県内で飲食店での感染とみられる事例が増加し、今回の決定となった。
さらに、湯崎知事は12月11日に記者会見で、広島市を発着地とする旅行を政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」事業の対象から除外することを検討していると明らかにした。正式に決定されれば、札幌市、大阪市に続き国内で3ヶ所目の除外となる。
広島市では12日、最多となる78人の新規感染を記録している。年末年始の市外への帰省を自粛するよう、市民に対して呼びかけるとのこと。