政府は18日、観光支援事業「Go To トラベル」の割引上限を1万円、地域共通クーポンを定額化とする見直し案を固めた。
上限を減額し、クーポンを定額化
19日に決定する経済政策に盛り込まれている観光支援事業「Go To トラベル」について、その詳細が明らかになってきている。
割引内容の前回との違いは以下の通り。
旅行代金割引 | 地域共通クーポン | |
前回 | 旅行代金の35%分 (上限1万4,000円/人泊) | 旅行代金15%分 (上限6,000円分/人泊) |
見直し案 | 旅行代金の30% (上限:1万円/人泊) | 平日:3,000円 休日:1,000円 |
前回のGo To トラベル事業では割引額が大きくなる高級宿への人気集中が指摘されていたことから、割安な宿にも恩恵があるように上限を1万4,000円から1万円へ引き下げられた。
また旅行需要を平日に分散させるため、地域共通クーポンの配布額に差をつけている。今回の地域共通クーポンは旅行代金に関わらず定額化となるため、割安な宿ほど、実質の割引率は高くなる見込みだ。
利用者には新型コロナウイルスのワクチン接種済証明やPCR検査などの陰性証明の提示を求める。
再開時期については「専門家の意見を踏まえ、年末年始の感染状況などを改めて確認する」としており、一部では来年2月頃に再開させ、ゴールデンウィークを対象外とし、夏休み前に終了させるといった報道も出ている。