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別府市旅館ホテル組合連合会とエアビーが提携

別府市旅館ホテル組合連合会Airbnb Japanは、別府を訪れる日本国内外からの旅行者数を増大させる観光促進施策を推進することを目的とした覚書を締結したことを8月26日発表。日本国内で旅館ホテル組合がAirbnbと連携するのは初めて。

Airbnbは、サンフランシスコに本拠を置くオンラインコミュニティ・マーケットプレイスとして、世界 191カ国8万1,000 以上の都市で民泊を中心にユニークな宿泊施設へのアクセスを提供している。
別府市旅館ホテル組合連合会は、別府市内旅館ホテル111軒が加盟する組合団体。別府市は2019年開催のラグビーワールドカップの公認キャンプ地ともなっている。また、「温泉遊園地計画」などの独創的なPR動画の制作でも注目を集めた。
両者は今回の提携により、別府の宿泊施設を中心に宿泊場所提供者(Airbnbホスト)に対して、Airbnbを含む新たなインターネット・プラットフォームへの適応を促進するための基本的なトレーニング等を提供する。さらに、マーケティングやキャンペーンを通じて、別府の観光に関する取り組みを促進する。
今回の提携は、別府を訪れる日本国内外からの旅行者数を増大させる観光促進施策を推進することを目的にしており、本取り組みを通じ、より多くの旅行者が別府で日本の温泉文化に触れ、別府での滞在を楽しみ、結果として地域の観光事業の更なる発展を目指していく。
今後、Airbnb と別府市旅館ホテル組合連合会は相互に連携し、別府内の宿泊施設をAirbnb上に掲載、マーケティング活動の推進による地域経済の活性化を推進していくという。
メトロエンジンリサーチによると、別府市内には宿泊施設が208、部屋数5,785が提供されている。うち、旅館は1,862室を提供しており、ビジネスホテルの1,403室を上回り、最大となっている。別府市内には民泊物件が35室しか提供されておらず、今回の取り組みは民泊中心に取り組んできたAirbnbが旅館ホテル組合との連携をはかる新たな展開を示すものと言えるだろう。

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