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茅野市・さとゆめ・HISが包括連携協定を締結:地域資産を生かした観光振興へ

(出典:株式会社さとゆめ

株式会社さとゆめは、株式会社エイチ・アイ・エスと共に、長野県茅野市と「新・目的地創出事業-Destination Create Project-」(以下、DCP)に関する包括連携協定を締結した。

(出典:株式会社さとゆめ

茅野市は長野県の中央に位置し、八ヶ岳をはじめとする高山に囲まれた諏訪盆地の一角にある。登山客が多く訪れる八ヶ岳の玄関口であり、蓼科や白樺湖などの高原地帯を有するなど、豊かな自然資源に恵まれている。冬はスキー、夏はカヌーといったアウトドアレジャーが盛んで、縄文時代から続く歴史と文化を背景に、味噌や寒天などの特産品も知られている。

今回の協定締結により、さとゆめとHISは茅野市と連携し、地域資産を活用した観光コンテンツの造成やインバウンド誘客を推進することで、新たな観光地としての価値を高めるとともに、活力ある地域社会の形成と持続的な発展に寄与するとしている。あわせて、首都圏からの良好な交通アクセスを活かし、ウェルネステレワークの推進などを通じて関係人口の増加を図る方針である。

さらに、本協定に基づき、2025年5月から最長3年間、HISより専門人材が茅野市に派遣され、地域振興および観光振興の支援が行われる予定である。協定における連携事項には、地域振興や観光戦略の策定・実行、インバウンド施策、観光施設への誘客促進、関係人口の創出、企業誘致、SDGsの推進、自然環境の活用と保全、文化や産業の振興などが含まれる。

茅野市市長は、茅野市が掲げる「幸せを実現できるまち」の実現に向けて、「交流」の推進が鍵であるとし、今回の協定が多様な人々の交流を生み出す契機となることへの期待を示した。さとゆめ取締役COO兼長野支社長は、茅野市が持つ自然・文化・人の調和に、次世代の観光地としての可能性があると述べ、関係人口の創出や企業誘致、ウェルネスを軸とした地域モデルの共創に意欲を示した。HIS法人営業本部本部長は、派遣人材とHISのリソース、ネットワークを活用し、地域資源の発信と地域経済の活性化に貢献する姿勢を強調した。

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