淡路島西海岸でヴィラ型宿泊施設を展開する株式会社kinoeが、景観を最優先に設計した新棟「S.EAVES(エスドット イーブス)」を2026年4月に開業した。海と空だけを切り取る空間づくりを掲げ、宿泊に加えて食事や小規模なウェディング利用まで一体で提供するのが特徴だ。
焼肉ブランドを手掛けてきた同社が、飲食で培った強みを宿泊体験へどう広げるのかも注目点。記念日需要にとどまらず、人が集い人生の節目を過ごす場として、淡路島の滞在価値に新たな選択肢を示している。
本記事では、S.EAVESのこだわりや魅力などについて、株式会社kinoeの代表取締役 孫 卓磨氏に取材した。
公式HP:https://s-villa-awaji.com/
――― 「海を見るためのホテル」というコンセプトを、S.EAVESではどのように形にされたのでしょうか。特にこだわられた点を教えてください。
今回も既存棟と同様に、お客様が立つ位置や窓の高さまで細かく設計し、どの窓から見ても海と空だけが映る空間を意識しています。
また、「S.STAIRS」や「S.CORRIDOR」との違いとして、メインの窓やテラスからの景色が、海を切り取るような構図ではなく、より広がりのあるパノラマビューになっている点も特徴です。よりダイナミックに海を感じていただけるようにしています。
――― これまでの「S.STAIRS」や「S.CORRIDOR」で積み重ねてこられた経験の中で、S.EAVESに活かされていることはどのような点でしょうか。
誰が撮影しても、淡路島の美しい海をしっかり写真に収めやすい設計にしている点です。
これまで運営してきた中で、「写真に残したくなる景色」が滞在体験の価値を大きく高めると実感してきました。S.EAVESでは、その点をこれまで以上に強く意識しています。
――― 今回、宿泊に加えてフロントやカフェ&バー、レストランも併設されていますが、どのような滞在体験を目指してこの形にされたのでしょうか。
これまでの貸別荘スタイルは、空間と景色の中で完結する宿泊体験でした。
一方で、今回のS.EAVESでは、そうした魅力に加えて、「人がいるからこそできるサービス」を大切にした、ホテルスタイルの宿泊体験を目指しています。
――― これまでプロポーズ利用のお客様から寄せられた声は、S.EAVESの空間設計や体験づくりにどのようにつながっているのでしょうか。
直接的にご要望をいただいたわけではありませんが、これまでプロポーズという特別な時間に選んでいただける場所になってきたと感じています。
だからこそ、「プロポーズをしたときと同じ海が見える場所で、その後の時間も過ごしていただきたい」という想いが生まれました。そうした想いが、ウェディング利用にもつながる空間設計にも反映されています。
――― 最後に、S.EAVESを通して、これからお客様にどのような時間を届けていきたいと考えていらっしゃいますか。
これからも変わらず、お客様が美しい海を眺めながら過ごす時間を大切にできるよう、サポートしていきたいと考えています。
その時間が、お客様にとって特別な記憶として残るような場所であり続けたいと思っています。
■ 施設概要
施設名:S.EAVES(エスドット イーブス)
所在地:兵庫県淡路市
定員:最大7名
面積:約72㎡
特徴:オーシャンフロント/1日2組限定/スモールホテル
公式HP:https://s-villa-awaji.com/
