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福岡県新規ホテル展開状況(2023年3月現在)

投稿日 : 2023.03.23

新規ホテル情報

ホテル統計データ

2023年3月時点の福岡県のホテル展開状況をお伝えする。

福岡県のホテル展開分布

メトロエンジンリサーチによると、福岡県の新規開業ホテルの分布は福岡市に集中している。

福岡県全体では、福岡市に集中。

福岡市内では、博多区・中央区に集中。

福岡県の新規開業施設は福岡市に集中

福岡市に約65%が集中

2023年〜2026年にかけて福岡県の新規開業施設は12施設・1,882室が予定されており、そのうちの8施設・1,220室が福岡市に集中している。

 新規開業施設(部屋数) ※推定

福岡県 福岡市 福岡市の割合

増加予定(2026年まで)

1,882室 1,220室 約65%

出典:メトロエンジンリサーチ

福岡市の新規開業施設は博多区・中央区に集中

博多区・中央区に約77%が集中

2023年〜2026年にかけて福岡市の新規開業施設は8施設・1,220室が予定されているが、約77%の6施設・941室が博多区・中区に集中している。博多区・中央区は、福岡空港からのアクセスが非常に良く、博多駅・中洲・天神を含む福岡の中心地。特に天神は、規制緩和を行い民間投資を呼び込む「天神ビッグバン」による、老朽化されたビルの建て替えが進んでおり、今後も更なる新規開業が期待される。

順位

福岡市 部屋数(推定) 割合

1位

博多区 530室 43%

2位

中央区 411室 34%

3位

早良区 232室 19%

4位

西区 47室 4%

合計

1,220室

出典:メトロエンジンリサーチ

福岡市シェア(部屋数)

出典:メトロエンジンリサーチ

福岡市の新規開業予定施設を一部紹介

メトロエンジンリサーチによると、2023年〜2026年に開業予定の新規施設・部屋数トップ3は以下の通り。

順位

開業予定時期 施設名 部屋数(推定)

1位

博多区

2023年4月12日 西鉄ホテル クルーム 博多祇園 櫛田神社前 275室

2位

博多区 2023年8月4日 ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲 255室

3位

中央区 2024年12月30日 (仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画 200室

出典:メトロエンジンリサーチ

部屋数トップ3は、新規開業が集中している博多区・中央区となった。

1位の「西鉄ホテル クルーム 博多祇園 櫛田神社前」は、天神・博多やキャナルシティ博多・中洲にも近接したエリアに位置し、宿泊施設としてだけでなく、ワーキングスペースや交流・くつろぎの場としての機能を兼ね備えた「サードプレイス(第三の居場所)」を提供。ビジネス・観光など戻りつつあるインバウンド需要や国内観光を取り込む。

2位の「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」は、株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツの福岡 2店舗目の出店。“九州の自然に癒される”をコンセプトに、まるで森の中にいるかのようなルーフトップガーデン、木々に囲まれたキャンバスラウンジ、九州の渓谷をイメージした大浴場など、九州各地の自然を感じ癒される時間を提供。

3位は、規制緩和による民間投資を呼び込む”天神ビッグバン”のランドマークとなる複合施設「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」。オフィスビルを大型複合商業ビルに建て替える計画となっており、ホテルブランドは「ヒューリック」が展開する高級宿泊主体型直営ホテルブランド「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」になる見通しとなっている。

2016年以降、福岡市は開業ラッシュ

福岡市の客室数は2014年から2017年の間は28,000室前後で推移していたが、2018年に30,000室を超え、以降は右肩上がりの増加を続けている。コロナ禍に入った2020年、2021年は若干横ばい傾向にあるが、2022年には39,000室を超えており、2023年から2026年にかけて40,000室を超えることが見込まれる。

訪日外国人はコロナ禍前の9割近くまで回復

2022年12月に九州を訪れた外国人は17万人を超え、2021年同月の441人から大きく増加し、コロナ禍前(2019年12月)の9割近くまで回復。入国者は全て福岡空港からとなっており、韓国、台湾、タイなどからの入国が多くみられ、アジアの玄関口として復調の兆しを見せている。

2023年に行くべき旅行先として「福岡」が選出

世界一のシェアを誇る旅行ガイドブック「Lonely Planet(ロンリープラネット)」が2023年に行くべき旅行先を発表する「Best in Travel 2023」で、日本から唯一、食部門で『福岡』が選出された。ウェブサイトでは、「福岡で食を楽しむ4日間」と題した特集が組まれ、博多ラーメンや屋台などのグルメから、太宰府天満宮や能古島などの名所が紹介されており、外国人観光客の回復がより一層期待される。

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