トップ > ダイナミックプライシング

ダイナミックプライシング

  • クリスマスイブ2026は木曜、宿の掲載価格は通常木曜並み — 週末水準はシティ38.5%

    2026年の12月は、クリスマスイブの12月24日が木曜、クリスマス当日の25日が金曜、26日が土曜という並びになる。大晦日の31日も木曜で、元日は金曜、仕事始めの1月4日は月曜だ。イブと大晦日がどちらも「平日の木曜」に落ちるこの暦は、曜日ごとに料金表を組んでいる宿ほど値決めの判断が分かれやすい。本稿では、調査時点(2026年9月25日)でOTA等に掲載されている12月1日〜1月4日の宿泊価格を、...

  • 鹿児島のホテル料金、月内の幅は1.7〜44.5倍 — 27館の価格レンジ実測2026

    ホテルの価格を語るとき、私たちはほとんどの場合「平均」を見ている。エリアの平均ADR、前年同月比、業態別の平均値——いずれも市場の水準を測るには適した指標だ。しかし宿泊者が予約サイトで実際に目にするのは平均値ではなく、同じ宿・同じ月のなかに並んだ最安プランから最上位プランまでの価格の幅である。本稿では鹿児島市中心部(天文館・鹿児島中央駅周辺)の27施設(客室120室超、2025年10月と2026年...

  • ホテル料金が2倍に見える理由|同じ月で63,836円と32,384円、九州応援割10月の実測

    同じ宿・同じ月の「平均単価」が、資料によって2倍近く違って見えることがある。鹿児島市内の大型フルサービスホテル(200室超・以下ホテルA)の2026年10月は、OTA等に掲載された全プランの平均が63,836円、最安プランだけを月内平均した値が32,384円、推定成約ADRが43,160円(いずれも1室2名・掲載価格は税込)。どれも同じ期間の同じ施設を指しているが、拾う母集団が違えば数字は当然ずれ...

  • 高層階・クラブフロアの価格差は中央値+25.0%|眺望を値付けに変える3層構造

    同じホテルの、同じ広さ、同じベッドタイプの部屋が、階が違うだけで4割ほど高く売れている。眺望は「景色」ではなく「価格差を作るための在庫の分け方」であり、実際の販売データを開くと、その分け方は3つの層に整理できる。本稿では、超高層ホテル9施設の客室タイプ別掲載価格を突き合わせ、上層階指定の客室が実際にいくらの上乗せを取れているのかを実測した。

  • レベニューマネジメントとダイナミックプライシングの違い|19,365施設の値動き実測

    レベニューマネジメント(RM)とダイナミックプライシング(DP)は、しばしば同じ意味で使われるが、指している範囲が違う。RMは「誰に・どのチャネルで・いくつの部屋を・いくらで売るか」を需要予測にもとづいて決める意思決定の体系であり、DPはそのうち「いくらで」を需要に応じて動かす手法である。つまりDPはRMの一部であって、DPを導入しただけではRMを実践したことにはならない。本稿では、この包含関係を...

  • 直前2週間の値下げ、差が出るのは消化率70%未満 — 1,161施設・2,904件で検証

    チェックインが近づいても残室が動かないとき、掲載価格を下げるかどうかは現場で最も頻度の高い判断のひとつである。本稿では、その判断の「後」に何が起きていたのかを、東京都・大阪府・京都府・北海道の1,161施設・2,904件(施設×チェックイン日)の在庫推移から記述統計として整理する。 結論を先に置くと、14日前時点の在庫消化率をそろえて比較した場合、値を下げた施設群と据え置いた施設群のあいだに消化の...

  • 値上げは何日前に起きるか — 12,821施設で見た価格改定のリードタイム分布、上げ優勢はLT30〜15

    値上げは「いくら上げるか」より前に「いつ上げるか」で決まる。需要期のレートを何日前に動かすのか、その改定が上げなのか下げなのか——この2点は、同じ在庫を売っても最終的な収益を大きく変える。本稿では、2026年のお盆ピーク2日(8月13日木・8月14日金)とシルバーウィーク初日2日(9月19日土・9月20日日)について、個別施設の日次掲載価格の履歴からリードタイム別の価格改定イベントを抽出し、その発...

  • 値動き回数で測るRM運用密度 — 1,057施設・90日で中央値6回、12.1%は0回

    ホテルの収益管理は「いくらで売るか」だけでなく、「いつ、何回、価格に手を入れるか」という運用の密度で決まる。ところがこの運用密度そのものを外から測った統計は、これまでほとんど公開されてこなかった。本稿では、チェックイン90日前から当日までの在庫・価格の観測記録をもとに、個別施設が実際に何回価格を動かしたかを1,057施設について集計し、エリア・業態・客室規模でどう違うのか、そして値動きの少ない層に...

  • メトロエンジン、宿泊施設向け「無料レベニュー診断」を提供開始|OTA公開データからAIが価格戦略を分析

    宿泊施設向けレベニューマネジメントシステム『メトロエンジン レベニューマネジメント』を提供するメトロエンジン株式会社、は2026年7月31日、宿泊施設向けの「無料レベニュー診断」の提供を開始した。OTAサイトに公開されている価格・販売在庫情報をもとに、同社のレベニューマネジメントシステムで使用しているAIが、競合施設との価格ポジションやOTA上の販売在庫の推移、曜日別の予約傾向などを多角的に分析し...

  • RMツール普及と価格分散 — エリア×業態別ADR変動幅をOTA価格とブッキングカーブで読む

    レベニューマネジメント(RM)ツールやダイナミックプライシングは、かつて大手チェーンや上場REIT保有の大型物件に限られた取り組みであったが、近年は中小規模の宿泊施設にとっても現実的な選択肢へと広がりつつある。価格を需要に合わせて動かす施設が増えると、市場の「価格分散」はどう変化するのか。本稿では、メトロエンジンリサーチのOTA公開価格データとブッキングカーブを用い、東京・大阪のエリア×業態別にA...