ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > 多言語対応協議会小売PT、小売業用のピクトグラムを無料公開

多言語対応協議会小売PT、小売業用のピクトグラムを無料公開

投稿日 : 2019.10.03

指定なし

インバウンド

2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会小売プロジェクトチーム(以下小売PT)は、小売業が提供するサービスや、訪日ゲストを含む来店者が買い物の際に必要な情報を伝える「表示・POP・ピクトグラム」を作成し、公式WEBサイトにおいて無料で公開した。

2020年東京大会に向け、小売関連26団体・機関が合同で作成

出典:小売PT

小売PTは、小売業が提供するサービスや、訪日ゲストを含む来店者が買物の際に必要な情報を伝える「表示・POP・ピクトグラム」を作成しており、このほど公式WEBサイトにおいて無料で公開。

小売PTは、小売業関連17団体のメンバー、小売業関連行政9機関のオブザーバーで構成され、2017年6月に発足した(議長:一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会 代表理事 新津 研一)。

小売店に必要な3つの領域(「接客・コミュニケーション」、「店頭表示」、「商品情報」)の多言語対応のガイドライン作成、周知啓蒙を進めてきた。

今回の「店頭表示」は、現場から問い合わせが多く、訪日ゲストからも改善の声が多い領域だったという。

小売PTは、2020年オリンピック・パラリンピック大会に向け、「小売業の多言語対応セミナー」などの活動を通じ、「小売業の多言語対応ガイドライン」の周知を進めるとともに、ガイドラインの更新、ツール類の充実を図り、訪日ゲストの不便解消、満足度向上と消費拡大に取り組む。

ピクトグラムは、日本国内標準である JIS、幅広く利用されている「標準案内用図記号(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団策定)」をできる限り用いる。

これに加えて、小売業独自のサービス(免税販売など)や、注意表示(酒などの商品、年齢制限など)などについてピクトグラム等を小売PTで新たに作成した。

新たに作成したピクトグラム等の例
・年齢制限
・宅配サービス(国外)
・輸出規制がある場合の表記
・返品不可
・免税店であること、免税下限額の表示
・免税手続き手順説明
・消費税の取り扱い

【合わせて読みたい】

観光庁、観光地の「まちあるき」の満足度向上整備支援

イオン、訪日タイ人向けクレジットカード発行

東京都、小売事業者の免税店化支援、専門サイト・相談窓口

関連記事